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レビュー(映画)
2001年07月22日
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
DVDで「ダンサー・イン・ザ・ダーク」観ました。
傑作です。同じスタッフ、キャストによっても、これに匹敵する作品は二度と作れないでしょう。
非常に厳しい現実とファンタジーのミュージカルシーンの対比が、銃夢のコンセプトに似ていると思いました。「ダンサー~」の方が何十倍もそれを徹底してますが。
考えてみれば、僕はミュージカルを作りたかった。マンガでは音も動きもないのでそれは不可能なのですが、あれこれ試行錯誤してたどりついたのが、登場人物の心情のセリフが詩のようなリズムを刻むシーンです。
もともとは「銃夢」というタイトルも、「銃」:非情な現実・闘争、「夢」:ナイーブな人間の内面・心象風景、という対照的な意味をこめたものでした。
そういえば、「グリーン・ディスティニー」のスタッフも、カンフーアクションシーンを指して、「ミュージカルのようなものだ」と言っていたっけ。
今まで無意識のうちにやっていたことに形を与えられたような感じです。
「ミュージカル」…自分なりに研究の必要がありそうです。