メディスンバッグ of 茶房・風雲庵

2009.09
これまた『手縫いで作る男の革小物 [バイカー編]』に載っていたもので、やはり2009年9月ごろ、ソフトポーチの後に製作。

「メディスンバッグ」というのは、ライダーが出先でちょっとしたケガをした際に応急処置できるようなキズ薬などを入れておくもの……ということらしいのだが、まあ要は小物を入れておくちっちゃいウエストポーチである。

このころ「そういえば来年の１月は両親の誕生日だな……せっかくだから革で何か作ってやるか」と思ってこのメディスンバッグを作った（なので黒と茶のふたつ作った）のだが、まだ腕が未熟で、コバを仕上げてから縫うなどというデタラメな方法でやったもんでコバがデコボコのガタガタ、さらに染料で革を汚しちゃったりして、とてもじゃないがこんなものプレゼントできるか！とボツにしたという経緯がある。

そんなわけで本来ならここで公開するほどのものじゃないのだが、この時の挫折のくやしさと恥ずかしさが後のトートバッグにつながっていることもあり、通過点にあたる作品ということでここに残しておく。

サドルレザー　３mm
革ヒモ　ナスカン　コンチョ　ビーズ