ゆ き と の 書 斎

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レビュー(ゲーム)

2006年09月22日
「バレットウィッチ」Xbox360

・「バレットウィッチ」の感想
いきなり至近距離から三人の敵に囲まれたところからゲームスタート。操作も飲みこめてないうちに十字砲火を浴びて、一発も打ち返さないうちに死んでゲームオーバーになってしまった。
10回ぐらいコンティニューして、やっと最初の関門を突破。(-_-)
その後もさんざんコンティニューするが、はっきり言ってゲームスタート時が一番難しかった。

プレイヤーキャラクターが画面内にいるものの、基本的に一人称シューティング(FPS)だ。
僕はFPSはXboxの「ヘイロー」しかやった事がないが、実際「ヘイロー」の影響があちこちに見られる。
しかし「ヘイロー」と比べると、完成度の低さが見えてしまう。
「ヘイロー」ではゲームスタート時に操作のチュートリアルのような演出が入っていて親切。いきなり撃ち合いになるような不親切さはない。これではどっちが洋ゲーだかわからない。
「ヘイロー」ではカメラの前にオブジェクトが来た時に、視界をふさがないように半透明になるのだが、「バレットウィッチ」ではキャラクターは半透明になるものの、建物などのオブジェクトは透けないなど、極めて中途半端。
狙撃銃を使っての遠距離狙撃も、「ヘイロー」や「バイオハザード4」のような爽快感はない。敵を一発で殺せない事が多い上、弾数が4発、おまけに魔法が切れるとスコープによる射撃ができなくなる。

ゲームサイトでの製品レビューでは、武器が強化された2周目からが面白くなる、とあったが、どんなに武器を強化しても敵狙撃兵に一発で殺されてしまうので、理不尽さはあまり変わらない。
絵はたしかに高精細だが、モーションやエフェクトなど総合的に見て、Xboxの「ニンジャガイデン」よりきれいには見えない。全体の絵面としての完成度ではゲームキューブの「バイオハザード」やPS2の「ゴッド・オブ・ウォー」より劣ると思う。

全体として時間がない中で作った感じがする。惜しい作品。
世界観はなかなか魅力的なので、あと半年かけてブラッシュアップすればいいものになった可能性はある。

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