ゆ き と の 書 斎

気まぐれゆきと帳過去ログ一覧

近況 2008年

2008年01月01日 明けましておめでとうございます。

みなさま、今年も銃夢LOをよろしくお願いします。
m(_ _)m
今年の目標は、なるべく連載を休まないこと。
そして4カ月にいっぺんぐらいは「ゆきとの書斎」のコンテンツを更新できたらいいなぁ~と思ってます。


去年の話の続き。
> 銃夢BBS
> Ivanさん
>最近の宮崎アニメは、あの人謎かけはもともとしないけど

僕が俎上にあげてるのはOVAやTVアニメなどのシリーズ物ね。
劇場アニメなどの一話で完結する作品はその一回の中で答えを出さなければならないから(続きに客を引っぱる必要がないから)、「謎をあおっておいて~はずした」という現象自体が起きにくい。
そのため今回の議論ではカテゴリー外。


そこでなぜ連続アニメでシナリオの羊頭狗肉現象が起きるのかについて、また新たな仮説を考えつきました。
連続アニメでは複数のシナリオライターが輪番制でシナリオを書いてますよね。
「今回俺はあおるだけあおって引きを作った。後の始末は頼む!」
という感じで無責任のリレーが起きて、最後のほうで貧乏くじを引いた人が大風呂敷をたたむはめになるんじゃないかなあ。
名付けて「死の無責任リレー仮説」。


> kawamura君
> ゲームは必ず謎→答えの構造を持っているとは「現代的な
> ゲームでは」いえない。

ゲーム製作に直接たずさわっている川村君の意見を聞きたかったのだが、「ゆきと帳」へのレスとしては論点がズレているような。
俺は「ゲームの構造がそもそも「挑戦~報酬」という系で成り立っているので、ゲームにシナリオがついた場合も、それに沿った形になると考えられます。」と書いたが、
ゲームは必ず謎→答えの構造を持っているなどとは言っていない。
たとえとして出している恋愛シュミレーションや「どこでもいっしょ」も
(俺はやったことがないので良く知らないが)「挑戦~報酬」という系で成り立っているのではないのか?
*読んでないなら「ゆきと帳」2007年12月29日の文を読んでレスをつけるように。

> 俺はそもそも推理小説はゲーム目的で書かれた小説だから、
> どちらかというと小説がゲームに歩み寄ったものが推理小説
> だと思う(ゲームブック以前に発明されたゲーム小説)。

面白いこと言うなあ。
ゲーム原理主義者か。
推理小説ファンからの反論が聞いてみたいところだ。
すると生き物が戯れたり遊戯したりスポーツしたりするのはすべてゲームだから、物語の発生より先にゲームがあったと言うことか?
それはそれで考えるに値する面白い着眼点ではあるけれども、今俺が論じている問題とは論点がズレすぎている。

俺が今考察している問題をもう一度整理してみる。
一言で言うと「連続アニメにおけるシナリオの羊頭狗肉問題」で、
「羊の頭だよ~」と偽って犬の肉を売るという、(故意ではないと思いたいが…)
ミートホープや段ボール肉饅にも似た行為がなぜ起きるのか?という点を考察している。
その過程でゲームのシナリオ構造や推理小説を(ポジティブな意味で)引き合いに出したが、ゲームのシナリオ構造を論じることが主題ではないし、ましてや推理小説がゲームシナリオより上だの下だのということを論じることが目的でもない。
論点をよく理解した上で、川村君なりの考えを聞かせてほしい。

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