イントルーダー1400 of 茶房・風雲庵

木城家にやってきた“鉄の馬”を写真で紹介!!

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2009年7月28日 木城ツトム

スズキ イントルーダー1400(1400cc)


int001.jpgスズキ渾身のアメリカン父親が自分用バイクとして、ついに本気を出してしまった一台。94年ごろ、サベージを下取りに出して中古を購入。本気を出してもフトコロ事情で“本家”ハーレーは買えなかったのは悲しいが、一筋縄ではいかないウチの父親のことなので、あえて「ハーレーは外した」可能性もある。なにせこのイントルーダー、“本家”ハーレー(当時のハーレーは1337cc)をしのぐ排気量の1400cc!(正確には1360cc)そのクロームフィニッシュとデザインの美しさは、ハーレーのデザイナーとして生きる伝説となっている“ウイリーG(ダビッドソン)”が絶賛したというほどなのだ。


int002.jpg空・油冷Vツインエンジンしかもこのモンスターマシン、ミッションが4速(!)のため、走らせた感覚は「ロケットフィール」ならぬ怒濤の絶大トルクの「機関車フィール」。私は農道でわずか100mくらい走らせただけだが、1速のままで時速80km近く出てしまうのだからたまらない。「仮に自分が大型二輪免許を取っても、コイツを乗りこなせるのか!?」と私を畏怖させたバイクだった。後に聞いた話では、ミッションが少なすぎて低速でギクシャクしてしまうので、決して乗りやすいバイクではなかったという。


私は今現在、イントルーダーよりも大排気量の新型ハーレー(ダイナ・ファットボブ、1584cc)に乗っているわけだが、ミッションはクロスレシオ化した6速で非常に乗りやすいし、振動の多いダイナと言ってもサベージ650のような殺人的振動(笑)はない。バイクも年を経て着実に進化しているんだなあとしみじみ思う。