ファットボブ of 茶房・風雲庵

木城家にやってきた“鉄の馬”を写真で紹介!!

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2009年7月28日 木城ツトム

ハーレーダビッドソン FXDF ダイナ・ファットボブ(1584cc)


001.jpgほぼノーマルのファットボブ今年2009年6月に買ったばかりの、現在の愛車。
(※ファットボブは2013年8月に売却し、VICTORYハイボールに乗り換え)
梅雨時に買ったためにまだ300km足らずしか走ってないが、とりあえずここまで乗った感想を。

このファットボブは08年登場のニューモデルで、スポーツテイストで引き締まった車格の「ダイナファミリー」の中では前後16インチホイールに太いタイヤを履いている異端児で、ダブルヘッドライトにボブテールフェンダー、2in1into2という専用の“トミーガン”マフラーなど、メーカーであるハーレーが自らデザインした「ファクトリーカスタム」バイクと呼ばれるもの。


002.jpg愛嬌のある顔乗った時のポジションはごく自然で、走り出せば強大なトルクで320kgの車重をまったく感じさせず、軽々と操れて楽チンそのもの。外車だしもっとクセがあるのかと思っていたが、教習車なみの素性が良さにはビックリ。それでいてドドドドというエンジンの鼓動と尻を押されるトルク感は、これぞバイク!と感じさせるものがある。しかしトルクが大きすぎて低速でギクシャクということもなく、6速ミッション(街中では4速まで)で自然に走れる操作感は素晴らしいの一言。


003.jpg左側に皮バッグを装着しかし当然というべきか、エンジンを止めるとやっぱり重い。一度タイヤが転がり始めれば取り回しできるが、駐停車する時には出る時のことを考えないとヤバイ。それとフロントブレーキの効きがやはり甘いように感じてしまう。ファットボブのフロントブレーキはダブルディスクだから効かないことはないと思うのだが、どうもこれはフロントサスがフワフワしているため、きっちり効いた感じが乏しいということらしい。この辺はきっちりした国産とは違い、アバウトなアメリカクオリティということなのだろう(笑)。


005.jpgシート脇にバイク用ETCスタイル的には、国産車では類を見ない渋いツヤ消しブラックカラー、あまりハーレーらしくない独特さがいい感じ。ハーレーはカスタムしてナンボという風潮があるが、ファットボブはスタイルが完成されすぎていてイジるのが難しい。新車なのでまだ専用パーツが少ないこともあるが、ノーマルパーツの出来が良いので交換しにくい(笑)のも確か。ノーマルの“トミーガン”マフラーはデザインも良いし、乾いた排気音もなかなかのもの。ノーマルシートなどは幅が広めでしっかりと座れ、前後ポジションの自由度など、乗れば乗るほど良いシートなので換えるのがもったいない。ノーマルでの完成度が高いのは意外と言えば意外だった(笑)。


しかしところで、ハーレーはとにかく金がかかる金がかかる……ちょっとしたモノでも数万円は飛んでいく。まあ純正品は輸入物だし、質も良いんだろうけど……これからハーレーに乗りたいという人は覚悟の程を。