ゆ き と の 書 斎

気まぐれゆきと帳過去ログ一覧

近況 2006年

2006年01月20日 ゆきとクロニクル更新しました。

今月3回目の書きこみです。

ゆきとクロニクル更新しました。(リンク)
僕の愛と憎しみのガンダム体験について書きました。(^-^;)
ヒマな人は読んでみてください…。

*つーちゃんに業務連絡:トップページに更新の通知出しといてね。

銃夢BBSへのレス
>Ivanさん
>お二人は「スター・トレック」をどう評価していますか?

一番最初のテレビシリーズは大好きでした。ジェイムズ・ブリッシュの小説版も中学生時代の愛読書でした。

劇場版ははじめの方の2~3作しか観てないです。
だんだん安っぽくなっていって観るにたえなかったですね~。
スタトレはアメリカ人にとっての寅さんなんだな~と思いました。
その後のメンバーが替わってからのテレビシリーズは見てないです。


>popopoさん
>私は宇宙が好きで、ない脳味噌使ってで考えているのですが
>たくさんの惑星の果て銀河の果てビックバンの果て人の見えない領域には…。
>本だと宇宙が始まる前の揺らぎのない世界←つまり何もないってこと?
>それとも宇宙みたいなのがあって安定してたってこと…。
>ツトムさんユキトさん考えを聞かせてもらえないでしょうか

はじめまして。(^_^)
僕も子供のころから宇宙が好きで、魂ははるか24万8千光年の彼方に行ったっきりでしたよ。
学校とかで「星座をおぼえましょう」とか言われると「ばかくせえっ!!」と思って。
だって星座なんて地球から見た星の配置にすぎないもん、別の星から見たら星の配置も変わってしまう。そんな地球ローカルなことおぼえてられるかっ!!とか思ってました。

宇宙の果てがどうなっているかとか、宇宙の始まりと終りについて考える理論のことを「極限宇宙論」というらしいですが、僕は中学生のころはこういうことで頭がいっぱいでした。
同級生が異性や受験や部活のことで悩んでいる時に、相対性理論やビックバン宇宙やブラックホールやホワイトホールのことで悩んでいる中学生…かなり変わっていますね。
(^-^;)
中学生の時は相対性理論は理解しようとしてできなかったので、自由に想像を膨らませました。
宇宙の果てには強固な壁があって、ビックバンの光がそこで反射して戻ってくる。それが宇宙の終りになる…というアイディアで小説を書こうとしたこともありました。

高校生の時に、相対性理論の肝である「空間歪曲と質量とエネルギーは同じものの違う現われである」ということが体感的に理解できたので、現代物理学での宇宙の果ての説明「宇宙は歪曲していて、果てに行った宇宙船は戻ってきてしまう」「果ての向こう側は存在しない(真空ですらない)」という言葉もなんとなく飲みこめました。

極限宇宙論は現在も次々に新しい観測事実や新しい理論が登場しているエキサイティングな学問です。
最近ではアインシュタインが「生涯最大の失敗」としたはずの「宇宙定数」が復活してきたりして、目が離せません。
まあ本当のところは誰にも確かめようがないから、いくらでもホラがふけて面白いんですけどね。

僕が最近読んで腰をぬかした、お勧めの本は。

「心は量子で語れるか」
R.ペンローズ著 講談社ブルーバックス
第1章でペンローズが宇宙論を語っています。ミクロの理論である量子力学とマクロの理論である相対性理論を統一しようという壮大な試み。ちょっと専門的にすぎるかもしれません。上級者向け。

「光速より速い光」
ジョアオ・マゲイジョ著 NHK出版
インフレーション理論にとってかわろうとする光速変動理論を提唱する若き科学者の物語。砕けた文体で、読み物としても面白いです。