ゆ き と の 書 斎

気まぐれゆきと帳過去ログ一覧

近況 2006年

2006年12月05日 早いもんでもう師走ですね~。

12月最初の書きこみです。

「ゆきと帳」の昔のログをテーマ別に分類して見やすくしたページを作ってみました。
左のフレームの「ゆきとの書斎」から入れます。
2002年~2004年の近況のページはまだアップしてませんが、リンクのミスなどがあったら銃夢BBSにでも報告してください。


前回ダメだしを出した「カルドセプト・サーガ」、ネットで調べてみたら大量のバグの宝庫らしく、バグ情報を集めるサイトまで立ち上がってました。
(~_~;)
僕が遭遇したのは一度だけ、NPCが「スクイーズ」というスペルを使って手札を選ぶ場面で延々とループしてしまって、しかたなくリセットしたことがあったな…。

ああ、なんてこったぁ~…。
ちくしょ~「バンダイの魔の手」発動かぁぁ!!
俺たちの愛したカルドをこんなにしやがって~!!
ヽ(`□´)ノ

(注)「バンダイの魔の手」
80年代前半、「コブラ」のタートル号や「マーズ」のロボなどがTVアニメ化の際、原作とかけ離れたダサいデザインにされた原因として、おもちゃメーカー「バンダイ」のスポンサードのせいだと言われた。
その故事にならい、我が木城家では「バンダイに関わるとろくなことにならん」という意味で「バンダイの魔の手」ということわざが生まれた。
現在ではナムコと合併したので「バンダイ・ナムコの魔手」であろうか。


*観たDVD* (バレなし)
「サイレントヒル」

PSで有名なホラーゲームの実写映画化。
僕は原作のゲームはXbox版「サイレントヒル2」をプレイしたものの、ほんの序盤で道に迷って投げてしまいました。
なので、シュールなモンスターが出てくることは知っていましたが、事件の真相は知らないままでした。

映画は「原作のイメージ通り」という評判を聞いていたのであるていど期待して観ました。
ところが期待以上に面白かったです。

ゲームが原作で映画であるていど成功した作品としては「モータルコンバット」「バイオハザード」「トゥームレイダー」などがありますが、いずれもアクション映画。
それに対し「サイレントヒル」では落ち着いた雰囲気のあるちゃんとしたホラー映画になっているところが異色であり、評価できます。
おそらくゲーム原作の映画としては最高傑作なのでは。
セットやCG、クリーチャーのメイクなども安っぽいところがなく、グッド。
グロい描写も手加減がなく、グッジョブ。
原作を知らない人にも安心してお勧めできる高品質のホラー映画です。

特典映像のメイキングも面白かった。
クリーチャーの着ぐるみを着た俳優が周りが全然見えないため、スタッフがメガホンで「左、左、三歩歩いて、そこで右!」とか指示を出してヨタヨタ動いていたりして。
「あー、あの不気味な動きは演技じゃなかったんだな~」と思った。

あと、ハリウッドの映画だとばかり思っていたのですが、カナダ・フランスの映画でした。
それがシックな味わいになって出たのかもしれません。


「トム・ヤム・クン!」

大ヒットしたタイ映画「マッハ!」のスタッフによる作品(「マッハ!」の続編ではない)。
期待を裏切らないスバらし~作品。映画館で観たかった。
家族同然に育った親象と子象を取り戻すため、中国マフィアが暗躍するオーストラリアへ旅立つ主人公。
中国マフィアが経営するタイ料理店「トム・ヤム・クン」に殴りこみをかける!

格闘とムチャなスタントが目玉のアクション映画ですが、本物の象を使った映像は心が和みます。
冒頭の平和に象と育つシーンにグッと心をつかまれると、もはや観客は主人公と一心同体。
主人公の怒りは観客の怒り、主人公の悲しみは観客の悲しみ、怒れ、戦え、トニー・ジャー!!

一部動物映画としても観ることができ、凄惨なシーンもほとんどないのでお子様も安心!

***(以下、ちょっとだけバレあり)***



とにかく新しい試みを次々にやっていて、飽きさせない。
「トム・ヤム・クン」に殴りこみをかけた主人公がザコをけちらしながら最上階にたどり着くまでを4分間ワンショットで撮ったり。
以前「DOOM」で5分間ワンショットのアクションがありましたが、あれはCGで場面をつなぎながら。こちらはライブ。
4分というのもフィルムのリールの長さの限界だそうで、メイキングを観るとほんとに驚かされる。
(このシーンはメイキングを観た方が面白いかも?)

クライマックスでは次々に現れる黒服の腕を、足を、折って折って折りまくる!!
昔戦場で使われた古式ムエタイの「象の型」という立ち関節だそうで、自分の腕を相手の腕に巻き付けるようにして逆を取る。
打撃では相手をノックアウトできるかどうかは不確実性があるが、手足の一本でも折ってしまえば人間はたいがい戦闘不能になってしまうので、極めて理にかなってる。
格闘マニアの見地からも興味深い。
ざっと50人黒服折り。ポキッとな。
これは「キル・ビル」に対抗したのかと思ったら、メイキングでアクション監督の人が「マトリックス・リローデッド」を意識したと言っていた。
いや~参りました。
ラストはホロリとさせられる、エンターテイメントの鏡のような作品。