みなさんお久しぶりです。
前回の仕事はネームが遅れた上に締め切りが早まって、コマ数が多くて作画は大変だしで、久々に死にそうになりました。
(=.=)

ちょっと前になりますが、こんな記事が。
「鳥山明風コマ割り」が瞬時に――アイデア勝負の未踏ソフト

選んだ作家風のコマ割りをしてくれるソフトだそうです。
「木城ゆきと風」のコマ割りソフトがあればすげー便利だな～。
などと邪道な考えが…。(^-^;)
だいたい自分のコマ割りってそんな個性がないような気もするし。その割には毎回ネームの時に悩むんですよう。

この記事を見て思い出したのは、15年前に考えたマンガ制作ソフトのアイディア。
音楽のコード進行みたいにストーリーのあらすじを計算し、有名作家の作風のキャラの各部分パーツを(福笑いみたいに)ストックからドラッグ・ドロップで配置すると、パースやデッサンをモーフィングみたいにコンピューターが補完・修正してくれる。擬音なども有名作家風のストックからドロップ。
よーするにまったく絵が描けない人でも有名作家風の(複数の作風の混合も可能)マンガが描けちゃうというソフト。
2001年にはそういうソフトが登場すると想像したんですが、さすがにそこまでは行かなかったですな～。


この一週間、ネット上ではE3で発表された次世代ゲーム機の話題で持ちきりですね～。
僕は何度か公言しているように、Ｘボックスに肩入れしています。なのでE3の前の13日にMTVで放映された次世代Ｘボックスの番組を、仕事の追い込みでくそ忙しい中、予約録画までして観ました。
その感想…がっくし。(=_=;)　もう…ダメダメじゃん…。

番組の内容については下の記事に詳しいです。
『MTV』の特別番組で見た次世代ゲーム機『Xbox 360』

もうね、くっだらねーパーティー番組。時間の無駄。プロモーションとしては大失敗だな。
「Ｘボックス360」という名前や筐体のデザインは事前にネットに流出していた写真で知っていたものの、「どうかフェイクであってくれ…」という思いがあった。
Ｘボックス360なんてどう略して呼べばいいんだ？ネーミングの悪さでは「ニンテンドー64」に匹敵するな…。第三世代機が出る時はどうするんだろう？
末広がりのぬるい筐体デザインはなんだ？なんでおかしなところに中途半端な曲線を使うのか？
(錯覚を利用して実際よりスマートに見せようとするデザインかと思ったのですが、内部の熱を逃がしやすい構造でもあるようです)

…と、MTVの番組の悪印象によってＸボックス360の僕の第一印象はさんざんだったのですが、E3が始まって、Ｘボックス360の具体的なスペックや開発されているソフトの情報がたくさん出てくると、少しずつ僕の中の印象も好転してきました。
グラフィックチップの記事など読んでいると、僕がプログラマーだったら「なんかひとつ作ってみて～」と思わせる魅力が。筐体さえ目をつぶれば、中身はなかなか魅力的なマシンのようです。
もう一つ驚いたのが、現行Ｘボックスのソフトとの交換性を取るという発表。ハードウェアがまったく異なるので無理だと思っていましたが、ソフトウェアエミュレーションで交換性を実現するようです。アクションゲームばっかりのＸボックスタイトルをソフトエミュでどこまで高速に動かせるものか…技術的にもユーザー的にも大変興味がありますね～。

E3が始まってフタを開けてみると、ソニー、任天堂、マイクロソフト、全メーカーが縦置きの筐体デザインでした。(任天堂のレボリューションはまだ仮デザインらしいですが)
PS3のシェアトップはたぶん安泰でしょう。筐体に曲線を使いながら、上品なデザインにまとめたのはさすが。しかし筐体がだいぶ大きいような気がするんですが。
背面の端子類はむやみに豪華。モデルチェンジが進むうちにコストダウンのしわ寄せで減ってしまうんじゃないかと心配です。
これでブルーレイドライブまで搭載して４万円以内で発売となると価格破壊的なインパクトがありますね～。
僕としてはこの仕様だったら10万円でも買いますが、一般に売るとなると４万円以下でしょう。

任天堂のレボリューションは外付けドライブみたいなシンプルなデザインで来ました。
まだ謎の部分が多すぎて論評のしょうがないんですが、僕として気になるのは、カプコンの「バイオハザード」シリーズがこのまま独占タイトルであり続けるのかどうかの一点だけ。もしバイオの最新作が他のプラットフォームでも出るようなら、僕がレボリューションを買うことはないでしょう。

全体的に、次世代機の筐体デザインは個性や主張が薄らいできて、つまらなくなってきているのは残念です。
「白物家電化」を目指しているということなんでしょう。