ゆ き と の 書 斎

気まぐれゆきと帳過去ログ一覧

近況 2005年

2005年02月18日 再投稿です。

前回の書きこみがサーバの移転で消えてしまったようですね~。
前回の内容は、16日朝方のつくばの地震についての報告でした。
震源地はウチの近所で震度5。
ウチの被害は馬の骨格模型が落ちて破損したぐらいでした。

水中騎士の死神馬の資料などに使ったやつです。
体験したうちでは最大の揺れだったので、びっくりしたです。

一度書いたことの繰り返しではつまらんので新しいネタを…。
ちょっと前のですが面白い記事を見つけました。

『iPod』が生む新ユーザー層「サイボーグ消費者」(ref.)

カナダの助教授が、iPodはユーザーをサイボーグに変えてしまう革命的な装置だと主張しているそうです。
(^-^;)
大げさすぎ。
シャッフル機能なんて、僕はCDプレーヤーしかない時代からさんざん使ってきてるし。
「技術超越」なんてたいそうな言葉を使っているけど、自我を忘れるというのは物語の基本的な魅力のひとつだし。
それこそ小説から映画からマンガまで大昔からさんざんやっていることですよ。
人間のあり方に影響を与える機械という点では携帯電話の方が影響が大きいような気がしますね~。
僕は携帯はほとんど使ってませんが。

「サイボーグ消費者」というのをハイテクエリートと同義として使っているようなのが鼻につくけど、「現代人はすでにサイボーグである」という認識には賛成。
電気なしの生活は考えられなくなったときから、我々はすでにサイボーグなのだ。
石森正太郎がサイボーグ009を描いた60年代、日本は急激に旧来の価値観が崩壊して新しい生活様式に変化していく過渡期だった。
その時代では「古き良き時代への郷愁」、「サイボーグになってしまったことへの悲しみ」というものが説得力を持った。
しかし、「日本列島改造」が完了した後に生まれた僕たちは、懐かしむべき山河などしらない。
「俺たちはすでにサイボーグであって、そのことの是非を問うてもしかたない。問題はこのハードな世界をどう生き抜くか」だ。
この認識が僕が銃夢を描く原点となったものです。

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