ゆ き と の 書 斎

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近況 2005年

2005年02月23日 懐ゲー特集

つーちゃんの日記にある通り、僕が本格的な家庭用ビデオゲームをやったのは旧銃夢連載中に買ったメガドライブが初めてです(小学生のころ親戚にもらったTVジャックみたいな簡単なゲームはやったことがありましたが)。
ファミコンが出たり世間でドラクエのヒットが騒がれていたころは僕は高校生~社会人になってたので、二頭身のキャラがピコピコ動くだけのグラフィックにはまったく興味もなく、マンガの修業に忙しくてゲームなど眼中になかったのでした。

しかし80年代末頃からゲームグラフィックの質が上がってかなりリアルな六頭身以上のキャラが表示できるようになり、ぼこぼこバイオレンスに殴り合うゲームが出現していることを知り、マンガの連載の方も安定してきていたので、意を決してゲーム屋にゲーム機を買いに行ったのでした。

しかし前もって雑誌などで下調べをしておかなかったので、まったく右も左もわからない状態。ゲーム機が複数のメーカーから出ていてソフトに交換性がないことすら知らない始末。
後になって知ったことですが、その頃はちょうど任天堂のスーパーファミコンが発売された直後で、スーファミは品切れ状態で在庫がなく、かわりにセガのメガドライブが山と積まれていました。
それで成り行きでメガドラを買うことにしたのですが、店員に聞くと、店内に所狭しと置いてあるソフトの大部分はメガドラで使えないという。
メガドラのソフトは棚ひとつ分しかなく、「これだけかい!!」と思いましたが、真っ先に目に留まったのが殴り合いアクション「ベアナックル」。ファミコンの棚の方をよく見るとなんかガキ向けのゲームばっかり。
いくら数があっても自分の趣味に合わないゲームばかりでは意味がないので、メガドラと「ベアナックル」を購入することにしました。

●ベアナックル 怒りの鉄拳(セガ)…★★★★★
そういうわけで、メガドラ時代のゲーム体験はつーちゃんとかな~りかぶります。でもこの作品だけは取り上げんと。
詳しくはつーちゃんの日記に譲りますが、とにかくサルのようにハマった。(^-^;)
半年ぐらいはベアナックルばっかりやっていたと思う。
初めてバットエンディングを見たときの衝撃はすごかった。
最後の方には完全にゲームを極めて、スコアアタックに挑戦して、とうとうカウンター上限の「999900」に達するまでやったっけ。
古代祐三氏の哀愁をそそるメロディのBGMも最高。

ゲーム初心者のうちはソフトメーカーのことなど気にしていなかったのだけど、続けて買った「スーパー忍」シリーズなど傑作アクションがことごとくセガ製であることに気付き、僕が「セガのソフトにハズレなし」というセガ魂を持つに至った記念碑的作品でもある(現在は跡形もないが…)。

●スプラッターハウスPART3(ナムコ)…★★★★★
初めてゲームで感動して泣いたのがこれだっ!!… (^-^;)<笑わないで。
「PART3」とある通り、アーケードで登場したゲームの家庭用オリジナル3作目らしい。しかし僕はいきなりこのPART3からやったので、前のシリーズのことは知らない。
呪われた仮面をかぶり、不死身のパワーを手に入れた主人公(見た目「13金」のジェイソンそっくり)が妖怪にさらわれた妻と息子を救うため、スプラッターハウスに乗りこむというシチュエーション。
特定のステージには時間制限がかけられており、クリア時間によって妻子を救えるかどうかが決定し、その組み合わせによってエンディングが4種類ぐらいに変化する。途中のステージで妻を救えなくてもゲームオーバーにはならず、そのままゲームは続く。
初めて最終ステージのラスボスを苦労の末に倒し、エンディングにたどり着いたとき、結局妻も息子も救えないバッドエンディングだった…。
激しく美しい旋律のエンディングテーマに僕は泣いたっ!! (TдT)
この作品もとにかくBGMがよい。非常に美しいメロディラインの曲が時に不気味に、時に耽美的に迫ってくる。サウンドトラックがあったら欲しいものだ。

ナムコのゲームを昔から知る人には「かわいいキャラのゲームを作るメーカー」というイメージがあったらしいが、僕のナムコのゲーム初体験がこれなので、僕のナムコのイメージは「スプラッターハウス」「鉄拳」「ソウルキャリバー」を作ったメーカー…となった。

●シルフィード(ゲームアーツ)…★★★★
メガCDのリアルタイムポリゴンシューティングゲーム。
僕はいわゆる縦(横)スクロール型シューティングゲームというのは好きではないので(理由は無機的すぎるから)やらないのだが、これには燃えた。
当時横浜駅前のゲーム屋の店頭でデモをやっているのを見て、口をあんぐり開けて見とれた!
当時のマシンスペックで、まさかリアルタイムレンダリングポリゴンのゲームが出現するとは、奇跡のようだった。
難易度も程々で、スクロール型シューティングのように理不尽な操作を要求されることも少なく、ちゃんとクリアできた数少ないシューティングゲームに数えられる。

セガファンのあいだでは、メガCDの性能を使い切ったこの「シルフィード」と「ルナ2」の二作をもって「技術のゲームアーツ」伝説が語り継がれることとなった。
最近になってプレステ2でリメイクされたが、僕はやっていないので評価できない。

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