2015年も明けて最初のツーリングは、インディアン東京・VICTORY東京・MVアグスタ東京が主催するディーラーイベント『初詣ツーリング』への参加となった。ディーラー主催のイベントは、昨年5月の『大洗めんたいツーリング』以来2回目の参加となる。昨年10月の『VICTORYオーナーズミーティング』は仕事のため参加できず、個人的なツーリングは度重なる体調不良により行けず終い。そんな昨年後半の消化不良を挽回すべく、また今回は体調もよく日にちの都合も良かったので、思い切って参加することにしたのであった。
しかし何を「思い切」る必要があるのか?それはいわずと知れた、この季節の寒さである。私の場合は通常、12月〜3月くらいまでの冬の間は「バイクお休み期間」なのである。気温が10℃を切るような季節にツーリングとか、狂気の沙汰としか言いようがない。最近はトシのせいかますます寒さに弱くなって、家の中でもヒー●テックのシャツが手放せない。果たして1月の極寒ツーリングに我が老体は耐えられるのか!?
ツーリング当日の18日は、ディーラーに朝9時集合。6時半に起きて8時前には出発しなければならない。幸い天気は良いようだが、外気温は0度近い寒さ。まだ日が昇りきってない薄暗いうちに準備を進める。一応上半身はこの季節最強の装備「電熱ジャケット(ツアーマスターシナジー)」があるわけだが、下半身はズボン下を重ね着し、さらに貼るオン●ックスを太ももに装着。靴下にも靴下用オンパッ●スを貼って万全の体制で臨んだのであった。
いつもより長めに愛車ハイ坊を暖気して、覚悟を決めてまたがり出発する。電熱ジャケットと電熱グリップのアシストも効いて、氷点下近い外気温の中でも意外と快適に走ることができた。この日は風が強くなかったのも幸いだった。雨男の私としては珍しく、この日は本当に雲がひとつもない超好天。首都高から真っ白な富士山がハッキリと見える絶好のツーリング日和となった。
寒さよりも迫りくる尿意に耐えながら、何とか8時40分ごろディーラーに到着。すでにツーリング参加メンバー数名が、寒さに震えながらディーラースタッフと談笑している。私はディーラーに来ること自体久しぶりで、担当スタッフAさんは私を見るなり、なぜかガッチリと固い握手(笑)。まずは店内でコーヒーを一杯ごちそうになった。
今回の『初詣ツーリング』のルートは、まず近場の川崎大師まで移動し参拝したあと、東京湾アクアラインを通って千葉県に向かい、館山自動車道を南下して富津市にある「漁師料理かなや」で食事をして帰ってくるというもの。この「かなや」という店は、私が昨年3月に行った温泉施設「天然温泉・海辺の湯」と同じ場所。そしてここの駐車場で、話題沸騰中のニューモデル「インディアン・スカウト」の即席試乗会をやるという。私の今回の参加目的のひとつに「ディーラーでスカウトを見てくる」というのがあったので、さらに実際に試乗できるとなれば、それだけでもうウハウハである。
時刻も9時ごろになって参加メンバーが集まり始めたとき、ものすごく巨大なバイクが姿を現した。私も走っているのを1〜2度くらいしか見たことがない超モンスターバイク、ボスホスがまさかのツーリング参加である。ここに集まったVICTORYやインディアンも排気量1700〜1800ccの立派な「大型バイク」なのだが、このボスホスはアメ車コルベットのV8エンジンを搭載、排気量6000ccオーバー、さらに車重500kgという文字通りの超ド級モンスターバイクなのだ。突然の「怪物」の出現に、参加メンバーもびっくりするやら笑うやら。とりあえず自然とみんなで写真撮影会に(笑)。
さて参加メンバーも集まったところで、第2集合場所でもある川崎大師へと移動する。ディーラーからはスタッフAさんを含む3名、インディアン、VICTORY、MVアグスタ、ボスホスそれぞれのオーナー合わせて10名、計13名でのツーリングとなった。ディーラーから川崎大師までは20kmもない距離だが、環八の渋滞に巻き込まれ、1時間ぐらいかかってようやく川崎大師の駐車場にたどり着いた。