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ゆきとぴあオカルトスペシャル2009・秋

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石川県羽咋郡宝達志水町〜羽咋市〜福井県坂井市三国町東尋坊
2009年9月11日〜13日 文・構成 木城ツトム

前回までのあらすじ


この日本に唯一存在するというUFOの博物館、その名も『UFOふれあい館』。2006年12月、その福島県の山中にひっそりとたたずむ謎の建築物に我々は決死の潜入を敢行、その驚愕の全貌を明らかにした。→参考:UFOふれあい館訪問レポ

しかしそんな我々の元に、また新たな情報が舞い込んできた。なんと、日本で唯一だと思われていたUFOの博物館がほかにもあるというのだ!場所は北陸地方、能登半島の中心部に位置する石川県羽咋(はくい)市。我々は耳を疑った。そんな場所は聞いたこともない石川県と言えば今年6月、空からオタマジャクシが大量に降りそそぐという事件が発生、全国をにぎわせたオカルティックな場所ではないか。これは調査に向かわなければならない。我々ユキトプロスタッフのオカルト魂に火がついた瞬間であった!

秋の青空が清々しい絶好の旅行日和となった9月11日、さっそく我々は北陸の地に向かって出発したのである!


p001.jpg絶好の好天に恵まれた第1日目p002.jpg関越道から上信越道、北陸道へと進むp003.jpg途中はトンネルまたトンネルのトンネル地獄p004.jpg2日目の朝……昨日の好天から一転して大雨

9月11日は絵に描いたような旅行日和の好天。我々は朝8時から先生の愛車・クライスラーPTクルーザーに乗り込み、高速を快調に飛ばし続けていた。外環自動車道から関越道→上信越道→北陸道と進んで、目的地の安ホテルは石川県金沢市。片道だけで距離500kmを越えるため、今日は移動だけで調査は明日からである。

安ホテルにて疲れをいやした我々が翌朝見たものは、なんと昨日の好天がウソのような、大雨が降りそそぐ金沢の町並み。しまったすっかり忘れていた……私(木城ツトム)が雨男だったということを!しかし時間は待ってくれない。たとえ台風がやって来ようと、我々は行かねばならないのである。意を決し、我々は大雨の金沢に飛び出していった。

しかしこの金沢というところは初めて来たのだが、古い城下町ということもあってか、とんでもなく道がわかりにくくて迷う迷う!まあ先生のPTクルーザー号にナビが付いていないことも原因だが、私が用意した地図がグーグルマップを印刷したものというのも実に問題である。

道を間違え、警報器の鳴る踏み切りに突っ込みそうになりながらも、我々は雨の北陸をひた走り、金沢市の北に位置する羽咋(はくい)市に向かっていた。目指すは宇宙科学博物館『コスモアイル羽咋』である。

p005.jpgどうしても立ち寄りたい場所があったp006.jpgモーゼの墓があるという『モーゼパーク』!!p007.jpg当然あの「十戒」のモーゼである

だがその前に、私には立ち寄りたいところがあった。ちょうど金沢市と羽咋市の中間点に位置する謎の古代史跡「モーゼの墓」である。モーゼと言えば旧約聖書に出てくる預言者・民族指導者であり、名作映画『十戒』などでもおなじみ、あのモーゼである。そしてそのモーゼが眠る場所、それが『モーゼパーク』である!!

場所は羽咋郡宝達志水(ほうだつしみず)町。古い田舎の民家が建ち並ぶせまい路地を走っていくと、一角にバスの駐車スペースが現れた。そこから坂を少し登ると、普通車の駐車スペースも完備している。意外にもきちんと整備された公園であることに驚きを隠せない。というか観光バスがここに来るのか!??

公園に入ればすぐそこに「モーゼの墓」が建っているのかと思ったが、案内図によるとここから山を登らねばならないらしい。しかし我々を青ざめさせたのは、その案内図の横に立ててある看板であった。ボロボロで読みにくいが、そこには大きな字で「熊に注意」と書かれている……おいおいクマが出るのかよ!

さらにここモーゼパークの入り口はきれいに整備された公園になっているが、隅の方を見ると、なぜか真新しい普通の墓石が……どうやら昔はただの墓地だったのを、整備して公園にしてしまったらしい。いろいろな意味で大丈夫なのかモーゼパーク!

p008.jpg意外ときれいに整備された公園入り口p009.jpg公園の案内図。ほとんどハイキングコースp010.jpg「熊に注意」の看板。注意と言われても…