ページ4 of コスモアイル羽咋訪問レポ


ゆきとぴあオカルトスペシャル2009・秋

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石川県羽咋郡宝達志水町〜羽咋市〜福井県坂井市三国町東尋坊
2009年9月11日〜13日 文・構成 木城ツトム

p036.jpgPCで世界のUFO情報を見ることができるp037.jpg絵に描いたようなアダムスキー型UFOp038.jpgこれぞUFO!と言わんばかりの見事な写真p039.jpgこれは有名な「ウンモ星人事件」のUFO

さらに奥には、海外のUFO研究者による専門的な話が映像で見られる「UFOサミットブース」なるものがあり、UFO事件やアブダクションケース(UFOによる誘拐事件)についてのくわしい解説が聞ける。研究者たちがそれぞれ「ウェルカム・トゥ・ハクイ!」とあいさつして始まるところから、この解説映像はコスモアイル羽咋が独自に取材したオリジナル映像だということがわかる。金かかってるなぁ〜。

そして展示室の一番奥には、パソコンで世界中のUFO情報を見ることができるコーナーが。正直言うと情報量はあまり多くないし、時代的に大戦中から70年代までの情報なので古いのだが、よそでは見られない貴重なUFO写真もあってなかなか楽しめた。

p042.jpg謎の準備中スペース。残念ながら入れないp043.jpg奥にはすごい量のUFO関連蔵書らしきものがp044.jpgこれに似たものが昔、羽咋に飛来したというp045.jpgめっちゃ楽しそうな部屋。入りてぇ〜〜
p047.jpg棚にはたくさんのUFOグッズが並ぶp046.jpgなんだかUFO系っぽいビデオがたくさんあるp048.jpg謎のUFOダルマ!欲しい〜〜p051.jpg矢追純一はやはり宇宙人だった!?

宇宙開発とUFOを充分堪能した我々が展示室から出てみると、その隣にガラスで仕切られた部屋がある。扉は「準備中」となっていて入れないのだが、中には宇宙人やUFOの模型が陳列され、部屋の奥にはUFO関連書と思われる本が大量に並んでいるではないか。

何ごとかと思ってよく見てみると、羽咋に伝わる「そうはちぼん」伝説や「矢追純一氏、名誉館長に就任!」という新聞の切り抜きなどのパネルが飾られている。メチャクチャ面白そうなスペースなのだが、残念ながらまだ公開する時期に至ってないらしい。実に無念である。何を企んでいるのかわからないが、しかしいずれ公開する日がくるのであろう。今後のコスモアイルに要注目である!

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さてコスモアイルをあとにした我々は、すっかり空腹に襲われていた。時間はすでに午後2時。しかしこの日の昼食メニューはすでにラーメンと決まっていた。その名も『UFOラーメン』である!コスモアイルから少し離れたところにある「めん処大道」。その謎の大衆食堂にあるという謎のメニューである。これは調査に踏み込まねばならない。我々はさっそく現地に急行した!

さんざん迷ったあげくにたどり着いたのは、ごく普通の個人経営の食堂である。やはり時間が時間だけに客が入っている様子はない。一時おさまっていた雨も勢いを取り戻し、我々は急いで店内に飛び込んだ。

店内には店のご主人と奥さんの2人だけ。ご主人が野球好きらしく、店内には写真やポスター、手描きのイラストであふれている。席についた我々は、メニューを見て目を疑った。ラーメンから洋食までたくさんの品名が並んでいるが、肝心の『UFOラーメン』が見当たらないではないか。まさか隠ぺい工作なのか!?ここにも「MIB」の魔の手が押し寄せているのか!??

p049.jpgMr.UFO・矢追純一が名誉館長に就任!p050.jpg羽咋に伝わる「そうはちぼん」伝説p052.jpgこの日のお昼はラーメン。その理由は…p053.jpgUFOラーメン!タコウィンナーが宇宙人

私は意を決してご主人に訪ねてみた。
「あのぅ、UFOラーメンっていうのがあるって聞いてきたんですけど」
するとご主人は何か言いにくそうな表情でボソリと答えた。
「あぁ、あれね。あれはやめたんだ
「なぜです?どうしてやめたんですか!?まさか誰かに脅迫されて……」
「なぜって、そんなことあんたに関係ないだろう」
「関係ありますよ。それを調べるために、わざわざ茨城から出てきたんですから」
「何を言われたってないものはないんだ!いいから出ていってくれ!」
「ちょっと待ってください!やっぱりここにもMIBが……!」

……などと妄想しているうちに『UFOラーメン』が運ばれてきた。見た感じは普通の醤油ラーメンだが、具が盛りだくさんで実に豪華。バターに半熟タマゴ、ワカメに肉入り野菜炒め、そして極めつけはタコさんウィンナー。このタコさんウィンナーが宇宙人を表現しているという、ここのご主人渾身の一品なのである。

太めの麺とバターでこってりとした醤油スープ、そしてリーズナブルな値段のスペシャルラーメンですっかり満足した我々は、まだ早いが宿への帰路についた。実はそのあと金沢市の「兼六園」周辺をうろついたのだが、時間が遅くてどこにも入れず、無駄足に終わって疲れて宿に戻ったのだった。