ページ5 of コスモアイル羽咋訪問レポ


ゆきとぴあオカルトスペシャル2009・秋

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石川県羽咋郡宝達志水町〜羽咋市〜福井県坂井市三国町東尋坊
2009年9月11日〜13日 文・構成 木城ツトム

p054.jpg昨日の台風のような雨がウソのような晴天p055.jpg石川県から快適に南下して福井県へp056.jpg有名な自殺の名所、東尋坊に到着p057.jpg大自然が造った目を見張る断崖が続く

一夜明けた13日の日曜日、前日の大雨が冗談だったのかというほど爽やかな晴天。昨日の時点でコスモアイルの調査は終わっていたのでこの日は帰るだけなのだが、せっかくに北陸に来たのだからと、富山県にある日本海に面した断崖の名所・東尋坊(とうじんぼう)に行くことになった。

私(木城ツトム)はずいぶん前に一度行ったことがあるのだが、その時も1時間程度見て回っただけだったので、今回はじっくり堪能してきたのであった。日曜ということもあって、東尋坊に向かう道には他の車も多い。ほどなくして東尋坊の土産屋に車を停めたが、もうすでにたくさんの観光客が訪れていた。この好天なら当然というべきだろう。

p058.jpg日本が誇る小型グランドキャニオンp059.jpg日本海と断崖のコントラストが美しいp060.jpg中央の赤ジャケットが木城ツトムp061.jpg吸い込まれそうな断崖の数々
p062.jpg断崖だけだが見ていて飽きないp063.jpgスケール感が狂うが意外と大きいp064.jpgゆきと先生は撮影に夢中p065.jpg断崖の上から日本海を臨む

それにしても、何回見ても素晴らしい奇岩の数々である。日本海の海水のきれいさも目を見張る。やはり自殺者が死に場所にここを選ぶのもむべなるかな。

しかしこの日は観光客がひしめき、とても自殺の名所などといった趣はない。コドモが走り回り、若い連中が岩場の上で奇声を上げてはしゃいでいる。しかしこれだけの人が岩に登っていて、誰ひとり海に落ちないのは不思議だ。なんとも和やかな雰囲気だが、やはりこの場所は夏より冬が似合う場所なのかも知れない。

ここでは写真ばかりでなくデジカメでちょっとした動画を撮ってきたので、今年海に行けなかった方に雰囲気だけでも味わっていただきたい。

p066.jpg出た〜!東尋坊名物・救いの電話p067.jpg自殺者の供養塔がひっそりとp068.jpg東尋坊にそそり立つ東尋坊タワー
p069.jpg顔がヒビ割れた大黒様?怖えぇ〜〜p070.jpgタワーの展望台から下界を見下ろすp071.jpgさらばコスモアイル、さらば東尋坊……

東尋坊では特に怪奇現象が起こるでもなく、遠い日本海の果てに思いをはせつつ断崖を堪能した我々は、北陸のオカルトスポットをあとにした。わずか3日間、ピンポイントでしか探れなかった今回の北陸調査だったが、その懐の深さにはまだまだ底は見えない。いずれまたこの地を訪れ、そのオカルトな暗黒面にふれることを夢見て、我々は帰路へとついたのであった。