ページ3 of 茶房・風雲庵

薮塚石切場跡・ジャパンスネークセンターツーリング
群馬県太田市薮塚町

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2017年4月24日 木城ツトム

031_0.jpg見た目が凶悪なヌママムシ。口の中が白いのでコットンマウスと言うらしい032.jpg殺る気マンマンの目がヤバいニューギニアタイパン。世界4大毒ヘビのひとつ033.jpg続いての建物は熱帯蛇類温室。ヘビ以外にも、カメやワニが展示されている034.jpgアメリカアリゲーター。ワニには飼育場所がせまそうで、少しかわいそう
035.jpgオオアナコンダ。こんな消防ホースみたいなヘビ、実際にいるのが恐ろしい036.jpgトウブグリーンマンバ。鮮やかなグリーンの小さいヘビだが、猛毒の持ち主037.jpgブラックマンバ。ヘビの中では動きが世界最速、しかも猛毒という激ヤバなヘビ038.jpg熱帯蛇類温室にはヘビの模型や剥製も展示。2階には恐竜の模型まである

さらに次の建物は「採毒室」。その名の通り毒ヘビから毒を取っている場所なのだが、ここもサービス精神からか、イグアナオオトカゲスズメバチなども飼育され展示されている。この日、午後2時からこの建物で「ヘビとのふれあい」イベントが行われたらしいのだが、私は子供のころヘビ(河原にいたアオダイショウ)とさんざんふれあってきた(笑)ので、この日のイベントはパス。

最後の建物は「資料館」。ここはさまざまなヘビの骨格や剥製、標本などがたくさん展示されている。ここでもまたニシキヘビの骨格の大きさに驚かされる。またウミヘビシロヘビの標本展示、また世界各地のヘビにまつわる造形物などが展示されている。オカルト好きの目を引く幻のヘビ「ツチノコ」の模型もあったが、ツチノコの目撃情報などは展示されていなかったのは残念。

ひと通り見て回ったので、ヘビ料理が食べられるというレストランで昼食にするかと行ってみたところ、残念ながら平日のこの日は休み。全体的にさびれた雰囲気で規模も小さく、客も少なめだが、これだけの数のヘビを見られる場所は他にないだろう。思っていたよりずっと面白い施設だった。単なる動物園ではなく、まじめにヘビについて研究しているところなので、勉強になる情報も多いのがポイント。大人でも楽しめる意外な穴場スポットだった。

041.jpg『アメリカマムシ属のヘビ』(1990)という洋書に載っているツチノコの図046.jpg資料館にはツチノコの模型も。残念ながら、ツチノコ目撃の資料は見当たらず043.jpg資料館には、たくさんのヘビの骨が展示されている。それにしてもデカい044.jpg資料館に展示されている、実物のヘビの標本と剥製。これはその中のごく一部
048.jpg外にはマムシ、シマヘビ以外にも、でっかいケヅメリクガメが飼われていた050.jpgスネークセンターを後にして、センターに近い日帰り温泉施設『湯楽部』へ051.jpgしかしこの温泉、店の名前といい露天風呂のデザインといい、前に見たような…052.jpg日帰り温泉施設『湯楽部』内の食堂で遅い昼食。からあげカレー700円

『ジャパンスネークセンター』の次は、毎回恒例の日帰り温泉施設に寄っていく。今回は同じく群馬県太田市の『天然温泉・湯楽部(ゆらぶ)』へ向かう。しかしここも場所がわかりにくく、グルグル回ったあげくにたどり着いたのは……となりにカラフルな立体駐車場のような建物……なんかどこかで見たような??

入館料は平日、大人ひとり550円と非常にリーズナブル。施設内は新しくきれいで、ロッカールームも広い。内風呂も露天風呂も広めで、お湯は平凡な無色透明だが、ジェットバスや岩風呂、檜風呂や壷湯などいろいろな湯船が楽しめる。

しかしこの露天風呂の造形デザイン、前に見たような……入ったような……まさか前に来た場所か??と思って後に調べてみたら、2014年にバイクツーリング(第17回/洞窟観音・達磨寺ツーリング)で行った群馬県高崎市の日帰り温泉『湯都里(ゆとり)』にそっくりだった。店の名前も似ているし、となりにカラフルな中古車屋があるのも同じなので、同じ系列のチェーン店なのかと思ったが、関係ない別の店らしい。設計した建設会社が同じだったのかも?

さて温泉も堪能したあとは、施設内の食堂で遅めの昼食。群馬県の料理を食べたかったが、見当たらなかったので700円のからあげカレーをチョイス。腹を満たし、夕方6時ごろ無事帰宅した。今回の走行距離は約235km、強い風が影響したか、燃費はそこそこのリッター20km。それにしてもグンマーは、やはり面白い珍スポットが多い。今後もまだまだ探っていきたい。