★ 福島の中心で「UFO最高!」と叫ぶ

しかし我々の疲労はすでにピークに達していた。全身の汗が体を冷やしてしまい、厚着にも関わらず寒気が襲ってくる。我々は急いでUFO道を下っていった。

ところがUFO館横手に通じるUFO道の入り口に、なにやら職人さんたちが集まって工事をし始めてしまっている。入り口は封鎖されてしまい、我々は案内されるまま別のルートから下りていくこととなった。その別ルートの出口も工事中だったが、なんとそこに最後の石像宇宙人「イータン」が鎮座していたのである。工事がなかったらあやうく見逃すところであった。

さて我々は冷えきった体を震わせながら、すでに開館しているUFO館へと直行。なんとこのUFO館、2階に入浴設備があるとの情報を得ていたからだ。利用料は入館料とセットで400円。これは利用しない手はない。


9番・イータン

超電磁風呂(男湯)

体の芯まで暖まる


我々はタオルと着替えをもってさっそく2階へ。1階のUFOづくしとは打って変わって、健康ランドのようなアットホームな雰囲気に包まれている。カギ付きのロッカーや飲料の自販機もそろっており、安心して利用できるようになっている。

それではいざ浴室へ…と思った時、壁の張り紙に目が留まった。ここの浴室の正式名称はその名も「UFOがくれた電磁波エネルギーの湯」。なんでも千貫森という山自体が、コンパスを狂わすような強力な磁場を発生させているというのだ。その千貫森からわき出た水を使っているので「電磁波エネルギーの湯」。「UFOは関係ないんじゃ…」というツッコミは当然NGだ。

浴室は5〜6人用といったところで、浴槽はステンレス製。沸かし湯なので「温泉」ではないが、湯の温度が高め(43度ぐらい)なのに、ゆっくりとつかっていても不思議とのぼせることはない。浴場を含めここ2階は、朝から地元の人たちと思われる利用客で意外とにぎわっていた。なるほどこれが「UFOふれあい館」の「ふれあい」の部分だったのである。

足がパンパンになるまで歩いたにも関わらず、この後まったく筋肉痛に見舞われることがなかったのは、やはりこの湯の電磁波エネルギーのおかげだと言えるだろう。それとも未知のUFOエネルギーが働いていたのであろうか!?

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さらばUFO館

思わず「UFO最高!」と叫んだ今回のUFO館。テレビでUFO特番もやらなくなった厳しい状況の中、これだけの施設が日本に存在することを天に感謝したい。


以上でUFO館の探索の旅は終了した。だがしかし、我々のUFO探索の旅はこれからも続く。そして、君たち若者が次の世代のUFO探究者となるのだ。


UFOふれあい館公式サイト
http://www.mixpink.com/ufo/ufo_index.html

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