★ 山の一角にその施設は存在した!!

福島県の中心地、福島市のホテルに宿を取った我々は、さっそく謎のUFO施設へ向かうことにした。事前に入手した情報によれば、UFO施設はここ福島市から東に約30km、伊達郡飯野町(いいのまち)にある小さい山「千貫森(せんがんもり)」にあるという。いったい何が我々を待ち受けているのか?
はやる気持ちを抑えつつ、我々は「千貫森」へと車を走らせた。


UFO館への標識

天気は相変わらずどんよりと曇っており、外気は肌寒い。道はどんどん山奥へと向かっている。この付近一帯は高い山こそないものの、小さい山が連綿と続いているようだ。


特に変わった様子もない、ごくありふれた田舎の山道といったこの景色の先に、目指す「千貫森」があるという。なぜそんなところにUFO施設があるのか?そもそもなぜ福島なのか?数々の疑問が我々の脳裏をよぎる。

ほどなくUFO施設の標識がちらほらと現れ始めた。案内標識に従って左折し、急勾配の坂を登っていく。どうやらここが「千貫森」らしい…と思った次の瞬間、奇妙な形の建造物が目に入った!これが例のUFO施設なのか!?
我々の緊張は一気に最大限に達した!!


ついにUFO館に到着

トイレもUFO型

千貫森の案内図


ついにその姿を現したUFO施設!なるほど建物自体が、UFOを模したと思われる八角形の円盤型をしている。予想よりはるかに立派な、清潔感のある近代的な施設である。この施設の正式名称は『UFOふれあい館』。「UFO」と「ふれあい」、このふたつの事柄がどのように結びつくというのだろうか。実に怪しい。

UFOふれあい館の周りには駐車場やUFOトイレUFO物産館、古式ゆかしい神社などが点在し、来客を待つオープンな雰囲気が広がっている。ただこの時は夕刻だったせいもあってか、来客は我々だけのようであった。


みやげを扱う物産館

UFO道を発見!

石像宇宙人


さて我々が意を決してUFO館に近づいたその時、施設の横手にコンクリートの階段を発見!入り口にはなんと、石像の宇宙人が!!
これこそが「千貫森」頂上にあるという「コンタクトデッキ」へと通じる道、その名も「UFO道」である。この名が何を意味しているのか、それは今さら言うまでもないだろう(答え:遊歩道)。

しかし我々はUFO道より先に、まずUFO施設への潜入を試みることにした。時刻はすでに夕刻、夜になってしまったら生きて帰れる保証はどこにもない(利用時間:午前9時から午後5時まで)。

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