ページ3 of 茶房・風雲庵

草津熱帯圏ツーリング
群馬県吾妻郡草津町

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2018年10月31日 木城ツトム

それにしてもこのせまいドーム内に、すごい数の動物たちがひしめいている。想像よりはるかに内容の濃い動植物園で大満足。あまり詳細を書いてしまうと『草津熱帯圏』に悪いので、写真と動画で雰囲気をつかんでいただけたら、ぜひ実際に足を運んで見ていただきたい。ワニやヘビ、クモやサソリまで展示されているが、かわいいカピバラやミニブタ、珍しいピグミーマーモセットなどもいるので、子供連れでも楽しめる。特にカメの種類が大小非常に多いので、無類のカメ好きという方にここはオススメである。

さてもう午後2時をまわってしまい、すぐにでも温泉に入って帰らないと日が暮れてしまう。当初は少し離れた日帰り温泉施設に行く予定だったが、『草津熱帯圏』のすぐ裏手に『大滝乃湯』があるのだから、ここに入らない手はない。歩き回ったのと熱帯ドームの湿度ですでに汗でビシャビシャだったので、そのまま『大滝乃湯』に直行した。

大人ひとり900円でロッカーを使うとさらに100円かかるが、施設自体は真新しく清潔で、お土産を買ったり食事もできる。お湯は湯の花が見えない無色透明だが、イオウ(酸性硫黄泉)のにおいが温泉気分を盛り上げる。内湯は大きい浴槽がひとつのみで(3つの打たせ湯がある)、外の露天風呂は5つに分けられていて、ぬるい湯から熱い湯に順番に入る「合わせ湯」ができるようになっている。「合わせ湯」をすることでいろいろな効能があるらしいが、私は知らずに熱い湯から入ってしまった(笑)。

034.jpgひときわ目立つ黄色いクチバシをもつ、大きな南国の鳥オオサイチョウ036.jpgピグミーマーモセット。飼育している動物園も少ない、貴重な小型サル038.jpgヨウムのくぅ〜ちゃん。この日は話し疲れたのか、まったくしゃべらず037.jpg動物ばっかり紹介しているが、ドーム内ではたくさんの植物も見られる
039.jpg食虫植物のネペンテス(ウツボカズラ)。ツボのような独特なフォルム040.jpg人なつこいメスのラマ、あずさ。モフモフの体毛にまつげが長い美人041.jpg熱帯圏のすぐ裏にある日帰り温泉・大滝乃湯。真新しくきれいな温泉施設042.jpg大滝乃湯の食堂で焼鳥丼を食べる。半熟卵にからむ鶏肉とごはんが絶品

ただここの湯もけっこう顔がヒリヒリしてしまい、自宅に帰ったあと、頬骨のあたりがカサブタになってしまった。温泉のあとに遅い昼食、それからまた4時間かけて自宅に帰ってきた。今回は往復で400km以上(約412km)走ったわりには、そんなに疲れずツーリングを楽しむことができた。天気が良くあまり寒くなかったのと風が穏やかだったこと、そして温泉の効果があったのかもしれない。

ちなみに燃費の方は今回きちんと計らなかったが(ハイオクがリッター180円!とかめまいがする値段だった)、途中の群馬県渋川市から圏央道・菖蒲PAまでジャスト100km走って給油したところ4.35Lしか入らなかったので、リッター23km近く走ったことになる。「つくば2りんかん」で車検の時にキッチリ整備してもらったので、エンジンもすこぶる調子良く左手のクラッチもかなり軽かった。この調子で今後もまだまだグンマーの穴場を探っていきたい。