ページ2 of 茶房・風雲庵

草津熱帯圏ツーリング
群馬県吾妻郡草津町

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2018年10月31日 木城ツトム

009.jpgコンクリのサル山にたくさんのニホンザル。動くので撮影が難しい010.jpgしつけが良いのか、ここのサルは人に近寄ってイタズラしたりしない011.jpg続いて温室ドームへ。さびれて哀愁が漂うが、意外とにぎわっていた012.jpgドームの中へ。熱帯ドームというだけあって湿気と温度でメガネ真っ白
013.jpgいきなり出迎える真っ白な巨大魚。下にいるのはガー、巨大アロワナも014.jpgこれまたでっかいリクガメ。1mくらいはあるので、子供なら乗れそう015.jpg突起物でなんだかよくわからない顔をしている巨大カメ「マタマタ」016.jpg毒々しいマダラ模様の巨大なトカゲ。大人の身長くらいあってビビる

グンマーへと向かう、いつもの圏央道〜関越道から一般道というルートを走る。絶好のツーリング日和になったこの日は、向かい風も弱めで実に快適。渋滞もなく関越道に入り、高坂SAでひと休み。平日にも関わらず、二輪車用の駐車場はツーリングライダーで満車状態だった。

その後も順調に走り続け、渋川伊香保ICから出て一般道へ。この時点で9時を過ぎており、ナビによると目的地までさらに2時間かかるという。私のツーリングでは高速で目的地付近まで走ってしまうのが普通なので、一般道を2時間も走るというのは珍しい。田舎ののどかな町並みを抜け、徐々に標高が高くなって山に入って行くのがわかる。

次第に山の木の葉が黄色になり始め、赤く染まっていく。美しい紅葉の間を順調に走って11時過ぎ、草津の温泉街に到着……はいいのだが、例によってナビが「目的地付近」で案内を終了してしまった。近くにあった駐車場にバイクを停めてみたが、ここは『大滝乃湯』という温泉施設の駐車場らしい。はて、肝心の『草津熱帯圏』はどこなのか。

017.jpgこのイグアナは臆病だったのが昨年から急に凶暴化したという(笑)018.jpgごっつい顔つきの巨大ワニ。このせまいドーム内に、何匹もワニがいる019.jpg階段をのぼって中二階へ。順路も迷路状になっていて飽きさせない020.jpgカピバラ親子。母親が妙に薄毛だが、遊びで毛をむしられてしまうらしい
021.jpg熱帯圏のカピバラ家系図。家庭内環境が悪化してて別居中らしい(笑)022.jpgさらに順路を進む。植物が生い茂り、なかなかの秘境感を演出している023.jpg白っぽい色をした大きなヤモリ。背景の白い壁に擬態しているのか?024.jpgサソリやクモまで展示されている。タランチュラの大きさにビビり上がる

『草津熱帯圏』は、実は『大滝乃湯』のすぐとなりだった。看板がないので歩いて大回りしてしまい、やっと入り口を発見。パッと見、建物は田舎の雑貨屋にしか見えない。こんなところに、動物がそんなにたくさんいるのだろうか。

受け付けで入場料を払う。建物内にはぬいぐるみなどのお土産コーナー、順路の奥にはクレーンゲームやガチャポンが並んでいる。そのとなりは資料展示室で、巨大なワニの剥製などが置いてあるが、動物たちがいるのは建物の裏口から出た外だった。

外に出ると右側にコンクリのサル山、その奥にドームが見える。まずはサル山でニホンザルを観察。この日は平日だが、けっこうお客さんがいてにぎわっている。全然お客が入らないようなところかもと心配していたのだが、ここ『草津熱帯圏』は、かつて一世を風靡したエリマキトカゲを日本で初めて公開したところだという。特に爬虫類の飼育数では日本一を誇るらしい。ちょくちょくテレビでも紹介されているようだ。

サル山の次は、いよいよメイン展示となる熱帯ドームに入る。古びたその外観は、経営の苦労をしのばせる。ドアを開けて中に入ると、モワッとした熱気に包まれ、あっという間にメガネが真っ白に曇ってしまった。ここは草津の温泉の熱を利用して熱帯の環境を作り出しているとのことで、ジャングルを模した植物に囲まれ雰囲気は充分。水槽には巨大魚、反対側には巨大ワニ、砂場にはフラミンゴと巨大リクガメとのっけから気分を盛り上げる。

025.jpgドロに埋まった草モチ状態のツノガエル。この状態のまま微動だにせず026.jpgひと昔前、一世を風靡したウーパールーパー。白と黒のきれいな2色027.jpgミニブタのぶーちゃん。マーラ、ナマケモノと暮らすアイドル的存在?028.jpgマーラ。ウサギのようだが、カピバラと同じネズミ(げっ歯類)の一種
029.jpgぶっといニシキヘビ。白ヘビがありがたいからか、なぜか大量の賽銭が030.jpgこちらはキイロアナコンダ。スネークセンターほどではないがヘビも多い031.jpg餌をほしがるカピバラ。100円でカップに入ったキャベツをあげられる032.jpgおなじみのクサガメ。この芸術的なポーズのまま彫刻のように動かず