ゆ き と の 書 斎

銃 夢 L O が で き る ま で

詳細解説

*マークのついた言葉は用語解説あり。

1・編集者との打ち合わせ。

2・テキストによるシナプス*を作る。

画像は銃夢LO第22回(コミックスではPHASE:21)のシナプス(部分拡大)。
OmniOutliner*というアウトライン・プロセッサーというジャンルのアプリケーションを使っている。アウトライン・プロセッサーはコラムごとに文を編集したり、連番をつけることができるので便利だ。

3・ネーム(絵コンテ)*を描く。

銃夢LO第22回(コミックスではPHASE:21)のp2〜p3の見開きのネーム。B4のコピー用紙を半分に折って描いている。

4・ネームをFAXで編集者に送り、電話で打ち合わせ。Goサインが出たら作業に入る。

仕事場のFAX。なんのへんてつもない家庭用FAXである。

5・ケント紙にコマを割り、フキダシとセリフを書き写す。

コマを割り、フキダシ・セリフだけを写したもの。これを等倍コピーして編集部に郵送し、先に写植*を作ってもらっておく。

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・シナプス
僕の場合、ページごとのイメージや構成を文字で書き記したもののことをこう呼んでいる。他人に見せるためのものではないので、シナリオというほどの完成度はない。
・OmniOutliner(おむに・あうとらいなー)
Omni社のMacOS Xアプリケーション。動作は安定しているが、コラムをドラッグして移動できなかったり、コマンド+右矢印キーで文末に移動できなかったり、印刷時のプレビューが自前でできなかったりと、あんがい使い勝手が悪い。
MacOS 9時代は国産のアイディアストームというアウトライン・プロセッサーを使っていたが、開発が終了してしまったために乗り換えた。
・ネーム(絵コンテ)
コピー用紙などにセリフ、擬音、コマ割り、絵のラフな構図を描いたもの。ここでマンガの具体的な流れが決定される。なお、なぜ業界で絵コンテのことを「ネーム」と呼ぶのかは僕は知らない。狭い意味ではセリフのことも「ネーム」と呼ぶようである。
・写植
写真植字の略。現在はコンピューターを使った電算写植になっているらしい。マンガ家の手描きのセリフを判読し、写植屋さんに注文し、あがってきた写植にのりをつけてマンガ原稿にピンセットで張るのが伝統的なマンガ編集者の業務である。データ入稿になってもあまり変わらないやり方でやっているらしい。