小貝川Sロード of 茶房・風雲庵

利根運河〜利根川〜小貝川サイクリングロード
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〜2004年3月26日〜
TEXT by 木城ツトム

気温が低く雨ばかりの天候がやっと回復し始めた今月26日、リカンベント「スティンガー」にて初ツーリングを決行しました。

目的地は茨城県下妻市にある私の実家。私の住まいは千葉県流山市なので、直線距離なら4〜50キロ程度です。車ならほぼ1時間。初心者の自転車ツーリングには程よい距離だろうということと、私の住まいが江戸川沿い、実家が小貝川沿いなので、川沿いのサイクリングロードを走っていけば着くというお手軽さがポイントです。

さて決行当日。朝から降っていた雨も11時ごろにはあがってきたので、11時半に家を出発。ルートは江戸川(沿いの一般道)→利根運河→利根川→一般道少し→小貝川という理想的サイクリング用ルート。川の土手上に敷かれたサイクリングロードというのはアップダウンがなく、交通量も少ないので(時々一般道と合流したりしますが)サイクリングには理想的です。


利根運河サイクリングロード


この日のための装備、ハンドルステムに装着したデジカメ用マウンターにカシオ・エクシリムEX-Z40を取り付け、走りながらの撮影を敢行。舗装道路とはいえ、カタカタと細かく振動する走行中の撮影はうまくいくかどうか心配でしたが、全然ブレることもなく撮影できました。狙ったシャッターチャンスで撮るのは至難の業ですが、起動・シャッターレスポンスが高速なエクシリムの性能が生かされた形です。ただしマウンターに固定されているので、横の景色は撮影できません。進行方向のみです。(^^;


この日の装備(利根川サイクリングロード上にて)


下の19日の日記記事にあるように、ヘッドレストとMTB用ペダルを装備。ヘッドレストは快適そのもので、写真の利根川サイクリングロードでは暖かな日差しと相まって寝てしまいそうなほどラクチンです。新調したMTBペダル「ウェルゴMG-4」はスパイクが靴にがっちり食い込み、すべらずにペダリングできます。
(その他、新たに乾電池ライトをハンドルに装着)


利根川サイクリングロード・JR常磐線付近


ここを走っていた時は風の冷たさと日差しの暖かさが絶妙の配分で、まるでのんびりと露天風呂にでも入ってるかのような極楽気分。これは仰向け乗車姿勢のリカンベントならではの快適さでしょう。しかし脱力しきると落車するので(笑)油断は禁物。
ここを通り抜け、「新利根大橋」の歩道を走って利根川を横断。そのまま一般道を走って(坂あり段差あり…水たまりまで(T△T))小貝川に出ます。ここまで走行距離約22km。


小貝川サイクリングロード


ここからはひたすら小貝川沿いを北上。だんだん風が強くなってきました。写真真ん中に写っている建物は「陽光子友乃会」という新興宗教の巨大建造物。その後ろにはぼんやりと筑波山も見えます。
(デジカメは走っている振動で傾くようになってしまって、途中で撮影を断念しました。まだまだ改良の余地ありです)

午後2時頃には雲が空を覆い始め、3時頃には歩くのも疲れるほどの強風が。(^^;
ここまで時速20kmぐらいのスピードを保って走ってましたが、この強風で一気にペースダウン。風に強いリカンベントでも時速10〜15kmがやっと。寒さと空腹と疲労のトリプルパンチでいきなり窮地に立たされました(笑)。

走行距離50kmあたりで足にも疲れが来ましたが(それでも意外と走れるもんだと思いましたが)、さらにゆるゆると走っていくと石下町のランドマーク・豊田城(コンクリ城)が見えてきました。ここまで来れば下妻市まであとわずか。結局午後4時(走り出して4時間半)、走行距離60kmジャストで実家に到着。

強風と寒さがなければもちっと早く着いたかと…しかし一発目としてはトラブルもなくうまくいったと思います。途中の寒さと疲労は、昔経験したオートバイツーリングの過酷さを彷彿とさせるものが。(^^; こういう過酷さを楽しめる自虐性がないとツーリングはできません(笑)。

実家で一泊した後また自転車で帰るつもりでしたが、親の手伝いであれやこれやと肉体労働に従事。帰りは車に自転車を積んで流山まで送ってもらいました(いや親がどうしてもと言うので(^^;)。