らんぷシート

トレス台も新調した。
以前使っていたトレス台はインバーター蛍光灯二本入りで素晴らしい光量を持つかわり、厚さが10センチもあるものだった。
そのためイスの座面を高くするなどして使っていたのだが、やはり姿勢が悪くなるためか肩凝りがひどく、薄いトレス台がないか探していた。
 
そこで見つけたのがこれである。
商品名「らんぷシート」(写真中央の紫とピンクの板)。
科学の勝利「無機EL」を使用し、厚さわずか5ミリ。
発見してすぐに買ったものはB4版サイズだったが、その後A3版サイズが出たのでB4のはツトムに譲り、買ったのがこれ。
その後も頻繁に改良が行われているらしく、現在はさらに大きいA2版サイズも出ている。

蛍光灯のように熱くならないので夏場の作業も苦にならない。
欠点は光量が暗いこと。
あとピンクと紫というゾク車のようなカラーリングセンス。
(^-^;)
最新版ではフチは紫から白になっているが、発光面はピンクのまま。ということは無機ELという材料の特性なのだろうか。
むろん光らせるとふつうの白色光なので、実作業上は問題ない。

作動中はインバーターから蚊の鳴くような音がするが、慣れてしまえば気にならない。(現在の最新版では改良されてるらしい。)

スイッチがインバーターの方にあるので、設置の仕方によっては使いにくい。僕は電気屋からコンセントとタップの間にかますフットスイッチを買ってきて解決した。

本体は、無機ELシートをアクリル板二枚で挟んだだけの作りなので、薄いのはいいが強度に不安がある。
僕は大昔のデビュー前に使っていた作業台を引っぱり出してきてその上にらんぷシートを置き、その上にガラス板(以前から使っていた特注品)を置いて使っている。
そのままだとずり落ちてきてしまうので、あいだに透明のすべり止めシートなどをかましてある。

今後は光量の改善とともに、アクリル板を強化ガラスにした「プロ用」もほしいところだ。
あと色もできれば無彩色のを。