[ 夏休みホラーSP ] ぜっぱんかいしょろく 2004. 7. 23
◎ 番外付録：最新オススメ怪奇本 ◎ 最後に現在入手可能な、管理人オススメの名作怪奇本を紹介。 (リンク先はネット書店販売ページです)
	●新耳袋−現代百物語　第一〜九夜　木原浩勝・中山市朗・共著/メディアファクトリー
	恐怖度★★☆☆☆　オススメ度★★★★★ 言わずと知れた平成怪談シリーズ西の横綱。全巻99話構成だが、各巻ひとつだけ２つの話をつなげてあるので、実質的には全巻100話。どちらかというと「怖い話」というより「不思議な話」の集大成だが、中にはかなり怖い話もある。特に第四夜の「山の牧場にまつわる十の話」は圧巻の一言。これを読まずして怪談を語るなかれ。
	●幽霊物件案内　小池壮彦・著/同朋舎/2000
	恐怖度★★★★☆　オススメ度★★★★★ 怪奇探偵・小池壮彦先生が収集した怪奇実話集。「物件案内」と言っても特定の場所にまつわる怪談話や小池先生お得意の怪談に関する調査研究ではなく、体験実話をひたすら集めた本。冷静な語り口が恐怖を倍増する。
	●現役医師が体験した!! 本当にあった病院の怖い話　元田隆晴・著/竹書房/2002
	恐怖度★★★☆☆　オススメ度★★★★☆ 「医学博士」の肩書きを持つ著者が、病院内で体験した数々の怪奇体験を書きつづったのが本書。医学博士らしく病院内の描写は正確緻密で、しかしちょっと信じられないような怪奇事件が目白押し。
	●恐怖２ちゃんねる−電網百物語　恐怖２ちゃんねるプロジェクト編・著/2004
	恐怖度★★★☆☆　オススメ度★★★☆☆ タイトルでもわかるように「２ちゃんねる」の「オカルト板」から収集した怪奇話をまとめた本。バラエティに富んでいる分玉石混合感は否めないが、インターネット怪談ならではのライブ感が味わえる。
	●心に残った幽霊供養　高田寅彦・著/学研/2004
	恐怖度★★★★★　オススメ度★★★★★ 著者が全国の寺院をまわって集めた、恐怖の心霊秘話収集本。文体は簡潔ながら描写が丁寧で、ありがちな因果応報の話ではない、非常に現代的なスタイルの生々しい怪奇実話が満載。
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