| グラムロック好き、と言うのを抜きにしても大好きな映画ですね。
ちゃっかりサントラも持ってます。
個性的なあくの強い色彩感が好きな人、には映像としても楽しめるのではないでしょうか。
オフ・ブロードウェイで2年半もロングランを続けたロック・ミュージカル
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」をもとに2001年映画化された作品です。
旧東ドイツで生まれたヘドウィグは、愛と自由とロックンロールを手に入れるため、性転換をし米兵と結婚。憧れのアメリカへと渡る。
しかし、夫は新しい恋人のもとへ去り、知識と愛情を注いだ少年は曲を持ち逃げしビルボードNo.1に、ベルリンの壁は崩れた。
何度も何度も、絶対だと思っていたものが手のひらから落ちてゆく。
アイデンティティーは崩壊ギリギリ。そんな彼女をいつも音楽が語り、救っている。
「愛と自由とロック」ベタかもしれないけど、そんな事を意識しない位パワフルです。
因に、劇中歌「オリジン・オブ・ラブ」はプラトンの『饗宴』にモチーフを得た物語として描かれたそうです。
>♪昔々の冷たく暗い夜、僕たちはかたく抱き合って一つの身体に戻ろうとした。それがセックス、愛の起源ー。
そんな歌を唄う、追求し続ける主人公の姿に共感出来るならお勧めします。 |
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