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3ヶ月にわたって繰り広げられた今回の精進祭りも、この作品を持って終了。最後のトリを勤めるのは雪国系カキノモト絵師・新潟のまふゆ研究員である。この御仁はカラー絵であっても線画に着色という方法を貫いている「線画派」の絵師である。今回の作品に至っては青のモノトーンで、モノクロ漫画と同じ線画オンリー。銃夢LO8巻冒頭に登場したペイン大佐を、忠実に再現している。実体か亡霊かの境があいまいな、体が闇に溶け込んでいる姿をシンプルに描写しているのは天晴れと言えよう。ただ作品としてはシンプルすぎて少々さびしいので、御仁なりのアレンジを加えた方が良かったと思われる。こういう場合、線画オンリーだと特にさびしく感じられてしまうが、彩色に工夫するなどして独自色を出すこともできる。表現方法を自分で限定せず、いろいろな方法を模索してみよう。心の闇に立ち向かって精進である。
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