研究No.4:茨城県/はぎ

コメント:思い出す顔は笑み。イーライさんには微笑が
似合う。しかし額の矢印の所以が気になります…。

[ イーライの喜び ]


館 長 放 言

修行宣言を出してからしばらく万歳塾を離れていたエースペインター・茨城のはぎ研究員が、この精進祭りで復活。もはや小手先の技術は高みに達して久しい御仁ゆえ、修行によって得られた内面的な成長が見どころでもある。そこへいくとコメントで「微笑みが似合う」と言いつつ、絵のイーライは微笑んでいないのがちょっと気掛かりではあるが、首から上の正面図という真っ向勝負で挑んでくるあたりはなかなか頼もしい。絵的には中心軸をわずかにずらした構図、細部の描写、色の使い方など言わずもがな天晴れである。この御仁をはじめ絵で悩んでいる研究員はたくさんいると思われるが、誰でもある程度うまくなってくると、ボロを出したくない一心で守りに入ってしまう。だが日本芸術界の風雲児、故岡本太郎いわく、心の火は守ろうとするから弱くなる。だったら、むしろ進んで危険にさらしてやる。そうすれば、火は消えまいとして逆に強く燃えさかるのだ、という。本当にそうなのかどうかは研究員諸君の活躍に任せるが、悩み多き人生も精進である。

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