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もはや説明の必要はないであろう、毎度おなじみ南国のオエビ修験者・宮崎の鎮痛剤塾生が今回も元気に登場である。作品は前回に引き続いて旧・銃夢から、ホータイ男ザパン。しかしエッジの効いた写実的な前作とは打って変わり、今作は筆のボカシを活かした感傷的な、ウェットな仕上がりだ。顔色を意識的に青くしたことで、血の涙の赤が実によく引き立っている。バックの混沌としたノイズも効果的で、なかなかに天晴れな仕上がりと言えよう。御仁はこのキャラクターによほど入れ込んでいると見え、他のキャラ作品よりも入魂率が高く感じられる。欲を言えばサラの生首を持っていれば完璧だったか?しかし無理して婦女子キャラを描こうなどと色気を出すよりは、この方向性で突き進んでいってもらいたい。血の涙を流しつつ精進である。
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