Cazooky殿とならんで連続投稿となる愛知からの刺客、飯時殿の新作である。新作を見ていちいち爆死していたのでは身がもたんのでやめるが、それにしても前回の指摘を見事に克服してきたものである。真正面から捉えた構図には一部のスキもなく、ルリハーの大きな瞳が見る者の視線をうばう。わずかににじみのある白い背景は、無理なく絵に深みを与えている。天晴れである。
だがしかーし!実を言うとひとつだけ構図上のミスがあるのだ。中途半端に切れた頭の飾りである。これは完全に切ってしまうか、または頭を全部描くべきでなのある。「リンゴ」を強調するのなら、すっぱり切ってしまうべきであろう。こうしたことは、絵を描きあげた後でも変更は可能だ。最後の最後まで、気を抜いてはならぬのである。精進であーる。 |