塾長であるはずのこのワシが、まったく余裕をぶっこけない。すさまじくアーティスティックな作品の登場である。簡単そうな絵に見えて、その実、この手の込み様はただ事ではない。イラストとしてスキのない構図、羽の後ろに透けて見える模様の微妙な色遣いなど、まさに脱帽ものである。もはや個人的な嗜好の問題だが、服の色は黒以外の方が華があったかもしれない。が、この御仁の最大の問題は、たかが「似顔絵万歳」にここまで気合いの入った絵を送ってくることであろう。このワシを殺す気であろうか。だがしかし、その心意気は天晴れである。