管理人日記



[本] 「超」怖い話 Θ(シータ)

2006/07/30

夏と言えば怪談!と言うことで、毎年恒例の『「超」怖い話』シリーズ最新刊「Θ(シータ)」(リンク)を本日ゲットして先ほど読み終えました…。

1話数ページの「実話怪談」を40本ほどまとめた怪談本です。
この「超怖」シリーズは「新耳袋(しんみみぶくろ)」シリーズと並んで「実話怪談系」の超ロングセラーで、もう15年ぐらい続いてます。過去何度もシリーズ終了の危機を乗り越え、ここまで続いてきているのは、内容は差し置いても賞賛すべき事実です。

…が、最近の「超怖」は面白くない!(T△T)

アマゾンの読者レビューでも一部に指摘がありますが、最近のこの「超怖」シリーズは文章の出来が粗く、ことの顛末が似たような話が多く、またこれでもかと言うほどグロい話が多くなりました。まあ似たような話が多くなっちゃうのは仕方ないと思うんですが、それでも単語フレーズの使い回しや話の展開が過去作と似てしまうと、どうしても先の展開や結末が途中でわかってしまったりします。

最新刊の「Θ(シータ)」でも先や結末が読めてしまった話がかなりあって…いやこれは著者の平山氏や加藤氏が悪いのではなく、長らくこのシリーズのファンとして著者の方々の文体や話の展開の仕方を覚えてしまった私が悪いのかも知れませんが(笑)、しかし先が読めてしまう本ほどつまらないものはないのも事実。

この「超怖」シリーズの特徴は、それこそ「何の理由もない」不思議な体験や怖い話の集大成だったのに、最近は「そこは死体置き場だった」とか「自殺者が出た部屋だった」とか、やたらに怪奇な事が起きる理由を付けている話が多いのも気になります。

また、ただ単に「顔がグチャグチャの霊が出た」とかで話が終わってしまうのも多いです。グチャグチャとかバラバラとかグズグズとか、そんな非日常的なシーンを短い文章で書かれても現実感が遠のくばかりで、ちっとも入り込めません。「グロ」は「気持ち悪い」という属性のものであって「怖い」とは異なるという点を、怪奇ファンとしては声を大にして言いたいですね。

「超怖」シリーズの最近のファンはこの平山氏のグロ路線を喜んでいるようですが、私の目にはもはやマクドナルドのハンバーガーよろしく、安物の怪奇ファーストフードが大量生産されて大量消費されているようにしか見えません。それでもまあ若者の口には合うのかも知れませんけど。

なんだか年寄りのグチになっちゃって自分でもいやなんですが、1年に一冊とか2年に一冊でもいいから、どっしりと腰を落ち着けた、それこそ何年でも読むに耐える「怪談本」を作って欲しいものです。



[映画][日記] ブレイブストーリー(ややバレ)&誕生日P

2006/07/26

もう数日前ですが、仕事明けにアニメ映画『ブレイブストーリー』を観てきました〜。

小学5年生の少年が異世界で冒険する…ということで、純粋な汚れなき少年の透き通るような物語が、果たして今の私に通用するのか??そのあたりが今回のポイントとも言えます。(^^;

実際、普段から「感動のアンビ○バボーなんて、白々しくて見てられないよな〜」とか「プロジェ●トXは、やっぱ人死にが出ないと感動しないな〜」などとのたまっている汚れに汚れきった私が、こんな純粋な少年物語に耐えられるのか!?

観る前はまあそう思ってた訳ですが、物語が始まると主人公少年の家庭環境が複雑だったりして、そうそう能天気な話でもないことがわかってきます。シチュエーション的にはゲームのRPGでおなじみの展開がたくさんあってわかりやすく、話も主人公の成長物語をストレートに描いています。全体的にヒネくれたところがなく、ストーリーは前向きで、終わってみれば大人も子供も楽しめる作品に仕上がっていたと言えます。私のような汚れきった大人でも、素直に観ることができました(笑)。

ただ宮崎駿監督の『千と千尋〜』のような、お祭り騒ぎの満腹感がやや乏しかったのは気になるところでしょうか。まあ原作が長いようなので(途中明らかに話をはしょっていた部分がありましたし)そこは仕方がないのかも。この作品は原作を読んでから見た方が、キャラクターに感情移入ができていいかも知れませんね。

★★★

そして約一ヶ月早いですが、先生から恒例の誕生日プレゼントをもらいました〜。

自爆ボタン
USBハブ付き自爆ボタン(笑)
リンク

ボタンの右側にあるトグルスイッチを番号順にONにしていき(ちゃんと番号順にやらないとダメ)、左側のキーをひねるとランプが点灯、最後にボタンを押すと、底部にあるスピーカーから

「キュピッ、ズバババ〜〜〜〜ンッッ!!」

と自爆音が鳴り響きます。最初の「キュピッ」っていうのはボタンを押す音(笑)。音はいかにもニセモノっぽいですが、そこは仕方ありませんね。スイッチなどの材質は本物を使っているので、オモチャらしい安っぽさはありません。…とは言え本物の自爆ボタンだと思う人間はいないと思いますが。(^^;

背面にはUSBポートが4つあって、自爆ボタンとは関係なしにハブとして使えます。ただ電源供給がないので、ポータブルのハードディスクなどは使えないのがちょっとマイナス点かな。

そして下の写真は、今年の先生の誕生日に私が贈った「自爆ボタン・プレジデント」(写真のは自分用に買ったもの(笑))。こちらは音が鳴ったりしませんが、アルミケースとして実用に使える一品です。

自爆ボタン
リンク

人生一度くらいは自爆してみたいと思うのが「漢」だということで。(^^






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