きまぐれゆきと帳

条件:


6月2度目の書きこみです。

2008/06/26

ちょ〜〜タイミングを逃しましたが、gathさんご無事でなによりです。
岩手・宮城内陸地震で被災した方々にはお見舞い申し上げます。

それにしても今年は、毒ギョーザ、チベット問題、聖火リレー騒動、ミャンマーのサイクロン被災、秋葉原通り魔事件、岩手・宮城内陸地震と、息つくヒマもなく大事件が起こりますな〜。まだ半年しか過ぎてないのに。
阪神大震災、地下鉄サリン事件があった1995年、911テロのあった2001年に匹敵する記憶に残る年になりそうです。
今年後半、これ以上悪いことが起きないように祈るばかりです。

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特別書くようなネタはないのですが、近況報告…。

銃夢LO第12巻の原稿データは先週耳をそろえて提出したので、何もなければ8月19日に発売予定です。
今回は巻末のおまけマンガは2ページ。

長期の予定では、来年(2009年)いっぱいかけてZOTT決勝戦を描く予定(単行本13〜15巻)。
ここで超長く続いた銃夢LO-ZOTT編が終わるので、ひと区切りとしてしばらく連載を休ませてもらう予定。
その間(2010年)、新しい展開の構想を練りながら、旧銃夢新装版のカバーイラスト9枚+αと、長年の構想である初画集を出すための仕事をする予定。
そのころには銃夢の映画化も何か動きがあるといいんだけど。

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パナソニックのブルーレイ/HDDレコーダーを買いました。
買ったあとセッティングがめんどうでしばらくほっぽってあったんだけど、単行本の原稿の仕事が終わったので、半日かけてセッティング。
ウチのAVルームはAVアンプを通してフロントプロジェクターで映像を見るようにしています。
しかしアンプもプロジェクターもHDMI端子のついていない旧タイプ。
ブルーレイのフルスペックで見るためにはアンプとプロジェクターを最新のやつに買い替えなくてはならんのですが、軽く50万円ぐらいかかりそうなので、ちょっと躊躇中。

先日はじめてのブルーレイソフトとして、ジェットリー主演の映画「ローグアサシン」を見ました。
映像はきれいでしたが、やっぱりウチのシステムではきれいなDVDとの違いはあまり感じられんです。
特典映像のアスペクト比が変わらなかったのが良かったぐらいかな。

過去の映画もほしい物はすべてDVDで買ってしまっているし、いまさらブルーレイで買い直したい作品なんてそんなにないんだよなぁ。
それよりも、まだDVDになってない「ヘルレイザー1&2」、「サイボーグ・キラー」、「スターファイター」、実写版「ガイバー1&2」←(これはアメリカではDVDが出ているらしい)…などなどをDVDで出してほしいものだ。

今回の録画機でビックリしたのは、ブルーレイよりも、地デジの映像のきれいさ。(いまさらという感じですが…)
今までアナログ放送で録画していた民放のアニメを地デジのハイビジョン録画して見たらDVD並のくっきりシャープな映像でビックリしました。
録画モードはハイビジョン録画のうちいちばんレートの低いHEとかいうやつですが、ブロックノイズとかも見えず、ぜんぜん問題ないきれいさ。
ダビングして保存する際にCMカットしようとしたら、巻き戻しスロー再生ができないとか、コマ送りが10コマ単位だとかの制限があって、違う意味でビックリしました。
コーデック上の仕様なんでしょうけど、この辺は改善してもらいたいですねー。

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前から楽しみにしていたゲーム「NINJA Gaiden2」(テクモ/Xbox360)をやりました。
現在ラスボス攻略につまって挫折中。弓矢だけで戦うミッションは苦手だ…。
映像はきれいだし内容的にも前作に劣る所はないのだが、なんかのめりこめない…。
作品のせいではなく、僕が歳をとっただけかもしれん…。
なんかテクモもえらいことになってるようだし。↓
テクモの板垣氏が同社と安田社長を提訴する声明を発表(リンク
テクモ労働組合の執行役員2名が未払賃金を求めて提訴(リンク

来月は「ソウルキャリバー4」、再来月はWii版「零」が出るし、忙しいなぁもう。
それにしても、夏はゲームが売れなくなると思うんだけど、なんでこの時期に大作や話題作のリリースが集中するんだろう?
「零」は心霊ゲームだからわかるけど。

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iPhone 3Gの料金プランが発表されましたね〜。
僕の今まで持っていたドコモの携帯電話のサービスがちょうど今月末で終了してしまうので、iPhone 3Gを買おうと思っているのですが、月額7,280円かぁ〜。
携帯のサービスにはさっぱり疎いんですけど、少なくとも今まで使っていた携帯の基本料よりはだいぶ高いなぁ〜。
本体こみで2年で20万円ちょっと。
僕は携帯電話は年に一回ぐらいしか使わないので、道楽としてはかなりするおもちゃということになるなぁ。
だいたい来月仕事終わった後にショップに行って買えるのだろうか。



BBSのレスなど。

2008/06/15

6月最初の書きこみです。

今回は〆切が早い上、ネームが二転三転して自信喪失するほど苦労し、ちゃんと原稿が上がるかどうか自信ありませんでした。
しかし作画は思いのほかスム〜ズに進行し、〆切前日に原稿を上げることができました。
よかった〜。
しかし安心するのもつかの間、今年は〆切が早い月が三回もあるんだよな〜。
考えると憂鬱になるので、考えるのはやめよう…。

仕事中に秋葉原で無差別殺傷事件の報。
犠牲者の方のご冥福をお祈りします…。
犯人の掲示板の書きこみなど、知れば知るほど腹が立つね〜。
いびつに高いプライドと裏返しの劣等感。
底が浅い典型的なクズ野郎。だが…
このていどの人間はそこら辺に普通にいるけど、これほどの凶悪事件を起こすことの間に飛躍がある。


> BBSへのレス

> バーサーカー佐藤さん
> ゆきと先生がEdgeUに掲載した戦国風甲冑武者ですが、
> あのキャラに名前ゎ有るんですか?

名前は別にありません。製作中は「アサルト侍」と呼んでました。


> LONさん
> 某週刊誌で本に書かれた呪文を唱えて魔物が戦う漫画を連載していた作家が
> 自身のカラー原稿を紛失した問題で出版社を提訴するという事件が起きました。


マンガ業界の中では、原稿の紛失事件というのはけっこう頻繁に起きています。
ただ、たいがいは内々に処理され和解に至るのが普通なので、人気作家が編集部を訴えて記者会見までするというのは異例ですね〜。
原稿の紛失という物的損害以外に、編集部との人情的な確執やこじれがよほど大きかったんだと思います。
僕もかつて原稿紛失で角川を訴えたことがありましたが、今後角川で仕事ができないことを覚悟の上で訴えたわけで。
ついこのあいだも、紛失したと思っていたスケッチブックが8年ぶりに戻ってきたなんてことがありました。
これは厳重注意ですませましたが。

僕もデビューは小学館で、駆け出しのころはサンデーに短編を持ち込んでいたし、小学館に連載を持っている作家さんの所に臨時アシスタントに行ったりしました。
なのでまったく人事というわけではないのですが…、アシスタント先の先生などによるとサンデー編集部の評判は当時から悪かったですね〜。
(僕がアシスタントに行っていたのは1989〜90年。約20年前。)

>J-CASTニュース:週刊サンデーに漫画家続々苦言
リンク
上の記事などによると、編集者に相当ひどい事を言われた作家がたくさんいるようですが…。
僕自身は編集者にひどい扱いを受けた経験がないので、あまり実感が湧かないですね。
ただ、僕だったらひどい事を言われたら絶対に黙って言いなりにはならんですね。

それにしても、上の記事にあることが本当だとすると、小学館の編集者がマンガ家を道具扱いすることにどんなメリットがあるのかと考えてしまう。
契約でがんじがらめにする欧米と違って、日本の出版界なんてのは義理人情の世界。
契約的にいいかげんでもうまくビジネスが回っているのは、人間の信頼関係を大切にするから。
サンデーが左うちわで儲かっていて作家を使い捨てにしてもいくらでも補充がきくというのならともかく、現実は逆だし。
編集者がどうがんばったって漫画は描けないんだから、マンガ家は大切にしたほうがいい。
この件がマンガ界全体のイメージを落とし、マンガ家を目指す若い子の気持ちが離れてしまわないかが心配です。





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