[1051] 道の駅返信 削除
2012/9/3 (月) 21:49:05 nachtschwarmer@1121

先週、8〜9年振りに行った旅行で体験したばかりのフレッシュな話

旅行の最中、
能登半島のある場所で夕陽を見ました。

夕陽が水平線に消えた後、次の目的地に向かうべく海岸線沿いの道を走り出しました。

海の方を見るとまだ美しい夕陽の色は見えますが、陸はもうどっぷり暗くらくなっておりました。

しばらく走ると隣に座っている友人Sがトイレに行きたいというので途中の「道の駅」で停車しました。

海沿いだったのでトイレの入り口にフナムシが何匹かたむろしていて、女性のSは「気持ち悪くてトイレに入れない〜」とぼやきはじめました。

私もフナムシがどう移動するかしばらく観察した後、迷っているSを置いて「ひょいひょい」と足を上げてフナムシを避けながら中に入って用を足しました。

用を足してトイレを出ようとすると、隣の女性トイレから「ガコンッ!、ジャアァァァ〜…!」とコックを倒して便器の水を流す音が聞こえました。

私は中に向かって「Sさん、トイレ入れたんですか?」と笑って声をかけました。

…が、返事がありません。

すると再び、「ガコンッ!、ジャアァァァ〜…!」と便器の水を流す音が聞こえました。

もう一度「Sさん?」と声をかけるも返事がないので「水の流れる音で声が聞こえないのだろう。間近にいると結構大きな音するからな…」と思い、先に車で待つことにして車に向かいました。

すると、まだ残っている微かな夕陽の中に人影が動いているのが見えました。

近づくと友人Sでした。

彼女を確認すると私は「あれ??、トイレに入らなかったんですか?」と尋ねました。

すると彼女は「フナムシを我慢して入ろうとしたら中から水を流す音が聞こえてきたの。でも駐車場を確認したけどバイクも車もなくて…怖いから中に入らなかった。」と言いました。

背後のトイレからは相変わらず
「ガコンッ!、ジャアァァァ〜…!」
「ガコンッ!、ジャアァァァ〜…!」
「ガコンッ!、ジャアァァァ〜…!」
と繰り返し聞こえていました。

我々はすぐに車に乗ってその場を去りました…

INCM/CMT
Cyclamen v3.84