| ご無沙汰しております。
最近2ちゃんねるの速報サイトで怖い話を好んで読んでおりますが、あれが実話なのか創作なの判り兼ねますが、私など足下にも及ばないくらい怖い話が次から次へと出てきて驚かされます。
さて、久しぶりに書き込みをさせて頂こうかと思います。
2ちゃんねるの怖い話に比べたら屁のような話ですがお読み頂ければ幸いです。
まず最初は、私の母の友人から聞いた体験談です。
母の友人Sさんはでっぷりとした中年女性で、気むずかしい母とは正反対に細かいことは気にしない、気さくで話し好き。よく笑う大変感じの良い方で、母の在不在に関わらずよくお裾分けなどを持って来て下さるので、私もSさんにお茶を出しつつ世間話に花を咲かせたりしておりました。
Sさんは自分ではあまり霊感はないと言っておりましたが、これはそんな彼女が体験した唯一の怖い話として語ってくれたものです。
話はSさんが引っ越した先のアパートでの出来事で、そのアパートは沼を埋め立てた上に建てられたものだということでした。普通ならそれだけでも敬遠したくなるものですが、そのようなことを気にしないSは揚々として引っ越し暮らし始めました。
が、しばらく住んでいると、ある奇妙な事に気がつきます。
それは、寝室にある押し入れの上の段にある小さな押し入れの襖がいつも少し(数センチ)だけ開いていたそうです。
「?」と思い閉めても、気がつくと同じだけ開いている。
「立て付けが悪くて開いてしまうのだろう」と自己解決して最初のうちはあまり気にしてはいなかったそうです。
しかしある日、夜中にふと目が覚めると、何やら部屋の空気が冷たく異様に感じ、視線を上にやると、れいのその開いた襖の隙間から強烈な視線を感じるとともに、キラキラと光る目玉が見えたそうです。
気味が悪くなり、隣に寝ている旦那を起こすも相手にされず。電気をつけて箒の柄を使って襖を開けてももちろん何もおらず。襖を閉めても、また時間が経つと少しだけ開いていて、そこからキラキラ光る目玉が自分の方を凝視しているそうです。
また、下の階の住人は、朝起きて敷布団を持ち上げると、敷布団の周りにダンゴムシがびっしりと四角の形に集まっているという怪奇現象に悩まされていたそうです。その大量のダンゴムシはどこから侵入するのか全く不明だったそうです。
さすがのSさんもそのような怪奇現象に耐えられず、アパートは早々に引き上げたそうです。
おしまい。 |
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