プリーズの参拾参

「はじめての金縛り・その1」

チャクラム  さん

はじめまして、チャクラムと申します。
あんまり「感じる」体質ではないのですが、初めて金縛りにあったときのことをちょっと…。

あれは4〜5年前、私が高校生のときです。
それまでは金縛りやら、なんか見たりといった経験は無かったのですが、「いつか絶対見ちゃる!!」と馬鹿なことをいつも思っていました。

そして夏のある日のこと、部活でくたくたになってぐっすりと休んでいると、何かの拍子にふと目がさめたんです。
すると、部屋の隅で何かが私を見ている気配を感じました。

「どうせ親父が酔っ払って部屋でも覗いてるんだろう」と思い、その視線を避けようと視線に背を向けようとしました。

すると体が動かない!

「これは…金縛りか?ついにおれにも!」などと、あほなことを考えていると、今度は本のようなものをめくる音がパラパラと…。

「本が風でめくれているだけ」と思っていたのですが、ふと思いました。
「そういえば、寝るとき窓閉めなかったっけ?そもそも本は全部本棚に…」と思ったそのとき…。
部屋の隅の視線の「もの」が私の顔の真横にいるんです。

ジーっと見ているようでした。その視線はなにか冷たく感じました。
しかし頭の中はけっこう冷静で、「何でもいいからどこか行ってくれないかな〜」とずっと思ってました。

すると、急に体が軽くなって体が動くようになったんです。
そして視線の正体を見ようと体を起こしたんですが、視界にうつるのは暗闇に浮かぶ家具のみ。

そのときですね、恐怖というものを感じたのは。
それから速攻で電気付けーの、コンポつけーの、朝まで眠れない始末。朝になってもちろん親にも聞いたのですが、部屋には入ってないとのこと。

それ以来ちょくちょく金縛りにかかるようになりました。
いったい部屋にいたのはなんだったのか…。

こんな感じです。まとまりのない文章ですみません。それでは。