クリーニング屋の話

昔は、クリーニング屋さんていうのは自転車の後ろにでっかい白い袋を積んできたの。それでそのクリーニング屋さんは戦争行って帰ってきて、(子供たちに)真っ青な顔して話して聞かせるのよ。近所の子供たちがみんな話聞きたいから「おじさんお話聞かせて聞かせて」って言うと、話して聞かせるのよ。

(戦地で)兵隊さんが食べ物なくて、ヘビもトカゲも食べたんだって。それでも食べ物がないから、みんなバタバタバタバタ倒れていくでしょ。そうすると(生き残った)兵隊さんが食べ物ないから、(死んだ兵士の)尻の肉を切って「野豚を捕まえたぞー」って言って、焼いて食べたんだって。

みんな(食べてないので)ガリガリになっちゃうから、一番残ってるのが尻の肉なんだって。お尻のここんところの肉を切って。それで、そうやって栄養を取ってた人は、タンパク質や脂を取るから、顔が脂ぎってテカテカ光って。それも青く光ってたんだって。