2017.12.26相変わらず絶好調な我が愛車、マツダデミオ1.5XDツーリング。クリーンディーゼルによる力強い走り、静粛性、燃費の良さがナイスなデミオだが、特にカーブを曲がる時、思った通りのラインを修正舵を入れることなくスイ〜〜っと走ってくれるハンドリングが素晴らしい。運転してて疲れないばかりか、運転が楽しくなりどんどん走りたくなってくる。
ところが……である。これは私の運転技術がヘタッピであることも原因なのだが、今年2017年の1年の間に、なんと2度も他のクルマにぶつける事故を起こしてしまった。しかも2度とも、駐車場に右後方にバックで入れようとして、左側に駐車していたクルマにぶつけてしまったという情けない事故だ。
つまりハンドルを目一杯切ってバックしたつもりが、思った以上に外側にふくらんでぶつけてしまったわけである。
前に向かって走っているときは自分の手足のように思い通り走るデミオだが、バックのときは思い通りにいかず、何度も切り返すことが多い。あげくの果てに2度の物損事故である。どうもコンパクトカーの中でも大き目の16インチ径ホイールによって最小回転半径が大きい(4.9m)こともあるようだが、そもそもデミオは後方視界がめっちゃ悪い。
そこで今回、バック用リアカメラを後付けすることにした。後悔先に立たず、はじめからカメラをつけておけば2度も他のクルマにぶつかるようなことはなかったかも知れない。リアカメラをつけたからと言って万全ではないのだが、3度目の事故をやらかす前に対策することにしたのである。
もちろんディーラーに頼めば純正オプションのバックカメラをつけてくれるが、値段が約3万5千円!(プラス工賃)もすると言うので、ネットで調べて、自分で社外品のカメラをつけることにした。私が今回買ったのはデータシステム社の製品ふたつ、リアビューカメラ『RVC800』とマツダ車用接続ハーネス『RCH060U』。ふたつ合わせて価格は11,000円ほどなので、自分で取りつければ非常にオトクである。
デミオはリアカメラ用の配線が車体後ろまで来ているので、カメラ取り付けも難しくない。まずはカメラ『RVC800』と専用ハーネス『RCH060U』を説明書に従って接続し、ビニールテープなどで防水処理をしておく。
続いてデミオのバッテリーのマイナス端子を外しておく。後ろのナンバープレートのボルト(向かって右側の封印されてない方)を外し、ナンバーを下にずらすと手を入れられるので、リアバンパー中央のリアカメラ用の穴をふさいでいる樹脂製のフタを内側から押して外す。
フタにカメラのステーを接着しておく(私はステーに穴を開けてネジ留めした)。デミオ左後方ボディー下のシャシーにジャッキをかけ(ジャッキ用の印がついている)、左リアタイヤをジャッキアップする。すると左リアのタイヤハウスカバーが外せるようになるので、写真にあるボルトと樹脂リベット各3本を外し、カバーを取る。中に灰色のコネクターがあるので、コネクターのオスとメスを外しておく。
次に、リアバンパーのカメラ用穴からカメラに接続したハーネスなどのコード類を差し込み、左側のタイヤハウスの方へ引き込む。外してあるタイヤハウスのコネクターに、割り込ませる形でカメラのハーネスを接続する。カメラのフタをリアバンパーの穴に押し込んでセットし、バッテリーのマイナス端子をつないで、バックギアを入れて動作確認をする。モニタに後ろの映像が映ればOK。
あまったコード類はまとめてタイヤハウス内に固定し、カバーを元に戻す。あとはカメラの角度を調整すれば作業完了。実質作業時間は3時間程度と、思ったよりも全然ラクな取り付け作業だった。
実際に外出先でバックしてみると、限定的だったミラーや目視以外の目安が増えて、車体の真後ろが見られることによって安定感・安心感が格段にアップした。また夜間でもハッキリ見られるカメラ性能が素晴らしい。こんなに簡単につけられるんだったら、もっと早くつけておけばよかった。作業も簡単だし価格も安く抑えられるので、バックカメラは後付けがおすすめである。