| ▼ Yさん
はじめまして〜コメントありがとうございます☆<(_ _)>(^^
> そうです。映画のクズ鉄町には絶望が少ないんです。。
確かに映画を見た人による、ヒューゴやチレンがなぜあそこまでザレムに固執しているのかわからない、という声も聞きます。ヒューゴやチレンがザレムを目指す理由として、クズ鉄町が犯罪にまみれて荒廃しているから……というのは副次的なものでしかなく、主なる理由は「クズ鉄町がザレムに抑圧されている世界で、そこから抜け出すことが出来ないから」です。このあたりは原作を読んでないと感覚的にピンとこない、ということはあるかも知れません。
クズ鉄町はザレム=ファクトリー体制のもと、物資を生産してザレムに送る機能を日夜続けているわけですから、一般人が近寄れないような荒廃した犯罪都市では成り立ちません。少なくとも昼間の明るいうちは、多くの一般人でにぎわう町でなくてはならないわけです。一方で昼間は草モーターボールを遊ぶ若者でにぎわう町も、夜になると危険な町……というのがグリシュカ一味のような犯罪者サイボーグ連中の描写であり、あるいはヒューゴたちがやっていたパーツ強盗の描写でしょう。
ともあれ、クズ鉄町で暮らすのが危険だから(そういう面もあるとは思いますが)ザレムに行きたいのではなく、抑圧された状態から抜け出る自由の象徴としてザレムを目指す、ということですね。
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