| ▼ コナ武道さん
私の「魂の血肉映画」は1982年のカンフー映画『激突!キング・オブ・カンフー』です。15年ぐらい前にテレビで深夜に放送されていて、その時のタイトルは『拳王伝説・燃えよファイター』といいました。(^^
※同名のチャウ・シンチーの映画ではなく、清朝末期の達人・霍元甲(かくげんこう)の物語です。
霍元甲というとその最期は「日本人によって毒殺された」という俗説が知られていますが(そうでなくてもカンフー映画の日本人は悪役ばっかりですが)、この作品ではなんと!幼少の霍元甲が日本人の師匠からカンフーを学んだというビックリ設定(笑)。日本人師匠役は和製ドラゴン・倉田保昭!
物語の終盤に主人公・霍元甲と日本人の師匠が壮絶な戦いを繰り広げ、霍元甲が師匠を打ち倒した後、実は弟子のために心を鬼にして戦った師匠の真意を知って涙します。まわりの中国人たちは日本人に勝ったと大喜びしますが、涙にくれる霍元甲は、このような無駄な戦いで人を傷つけないようにと、流派を超えた武術学校「上海精武体育会」の設立を決意するというストーリー。
私はもう録画したテープを何十回も見てその度に男泣きした、名作中の名作です。単純に映画自体も面白いので、ぜひみなさんにも見ていただきたいのですが……死ぬほど残念なことに日本語版のDVDが出ていません!(T_T)
なんでも『マトリックス』でのネオとモーフィアスのカンフー対決シーンはこの映画をモデルにしているそうなので、そこそこ有名な作品だと思うのですが……ぜひ今からでもDVDリリースを願うばかりです。 |
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