[46] ゲド戦記返信 削除
2006/8/13 (日) 07:12:51 ツトム@管理人

せっかくの映画板ですのでこちらでも書い
ておきましょう。

「ゲド戦記」見てきましたが、個人的には
あまりオススメはできません。(^^;
(「ツトム風雲録」参照 ※バレあり)
ただしウチの先生は擁護したくなる部分も
あるようです。

見た方はぜひ感想を。(^^

[47] Re:ゲド戦記返信 削除
2006/8/14 (月) 21:01:12 はぎ

▼ ツトム@管理人さん
> せっかくの映画板ですのでこちらでも書い
> ておきましょう。



こちらでははじめまして。
『ゲド戦記』私も、公開2日目に観て来ました。
★ネタバレあり
事前に朝日新聞の記事で、”絵が荒い”など中々厳しい評価だったので、
其処は覚悟して、でもやはりジブリ、元気が出るんじゃないか、
という期待で観に行きました。
■結果
・レイトのためか座席は6割方が埋まる。

・ジブリならではの自然の描写が・・?
(個人的に海と空の透明感が無かったのは残念)
→絵は忘れて、ストーリーに集中する事にした。

・遊び心・・・ジブリ作品では大抵愛嬌のある会話やサブキャラが
いると思う(もののけ姫でも”こだま”とか)
が、それが無かった。終始シリアスな雰囲気のまま進行。
その点で言えば狂った世界は表現出来ている、と言えるのかも
知れないが、悪役の手下はもうちょっと面白い役に出来たのでは
ないだろうか?と。ナウシカから借りてきたような悪役だったなぁ、という
印象。その他、近所のおばさんの存在はリアルで・・・。

・見せ場・・・@テルーの歌声
手嶌葵さんの声も良かったが、唄は文句無く素敵だった。
アカペラで流れるシーン。アレンと一緒に泣きそうになった。
これだけでも見て良かったなぁ・・・と感動。
A主人公とヒロインが力を合わせる
原作には無い取り合わせ。アレンは本と比べ、ジブリの客層に合わせて
年齢設定を若くしてあるからか、歳の割には強いような気がしたが、それは
割り切って。
だけど、私は2人の背景が突如心象になって、太陽が昇ったのに
驚いて引いてしまったのが正直な感想;

・まとめ
『ゲド戦記』は原作「ゲド戦記」と「シュナの旅」を基に作ったらしいけれど、
やはりこれだけの大作を一本にまとめるのは難しいんだろうなぁと思う。
ただ、監督は初だけれど、ツトム様の言うように、周りのジブリスタッフは
納得いくように出来たのだろうか。もっとできるのでは?と勿体無い気がした。
ジブリというだけで期待されるハードルは高くなると思うが、それを抜きにしても
今回は、敢えて映画館で見ることを人に勧める気にはならなかった。
もっと面白い映画が作れるスタッフ陣だと思うので、敢えてキビシメの感想ですが
、勿論今後も楽しみにしています!

[74] Re2:ゲド戦記返信 削除
2006/8/22 (火) 15:49:40 狂博士

ガッカリですねー
久々眠くなる映画でした
言うなれば30年前の綺麗なアニメってとこですかね
ハラハラドキドキしません、、謎らしい謎も無いです、、
落ちはアレですか、、、

原作は有名なのかな?
よく解りませんが大昔初めてココに来て以来楽しみに
してたので過大評価しすぎでしょうか、、
たとえばロードオブザリングは楽しめたのだから
原作がどうあれ作り手がしっかりしてれば、、
最初はなんで旅してるのかわからないし
ゲドの魔法を派手にするとか
魔法で鍛えた剣が抜いても地味だったり

ハウルは面白かったんですけどね、、残念です
DVDが出ても見る事はないでしょう

[103] Re:ゲド戦記返信 削除
2006/8/29 (火) 15:04:58 バーサーカー佐藤

▼ ツトム@管理人さん
> 見た方はぜひ感想を。(^^

見て来ましたよ〜レイトショーという安い金額で。
あまりにも皆さんの『ツマラン』とい言葉が多かったので、安い金額で見て来ました。が、金返せ!と思う作品でした。良かったのはCD付きだったのが幸いです。w

[104] Re:ゲド戦記返信 削除
2006/9/1 (金) 01:29:20 MORE

家族で観ました。原作は読んでいません。話の中盤を叩いて広げたような感じがしました。所々の会話で原作の盛り上がりは予測できるのですが、出来事の一つ一つが観客を置き去りにして進行していくのでまとめきれていない印象は受けました。
一番気まずかったのは終盤です。
クモの変貌具合に後ろの席の高校生グループから笑いが!実は僕も笑う寸前でしたが後ろの反応をみて踏みとどまりました。
お笑いブームで鍛えられた高校生は突っ込みのレベルが高いのかもしれません。失礼かもしれませんがたまにあることです。
エンディングでさらに置き去りにされました。

背景や世界観を見せ場に出来ていなかったように思います。ジブリには毎作品テーマとなる世界と、中心となる登場人物がいた、と僕は考えています。
「北の風のナウシカ」ならナウシカを中心に広がる世界が、「紅の豚」なら豚を中心にする世界、「もののけ姫」ならもののけ姫を、そういう中で「ゲド戦記」は物足りない存在でした。
以前のジブリの流れを期待しすぎたのかもしれません。僕は世界観が凝っているものが好きで、銃夢も半分そこが面白く感じて購入したようなものです。そういう面ではただの好き嫌いかもしれません。町並みもそれほど凝っているようには見えませんでしたし、生かす要素も見当たりませんでした。

二時間枠の映画としてはまとまっていませんでした。これは家族共通の意見です。

[124] Re:ゲド戦記返信 削除
2006/9/17 (日) 22:57:45 Ivan

 こちら初投稿です。
 不満点は多々ありますが、全体的に説教くさいのが一番気になりましたね。
 そもそも映画というのは映像なので、伝えたいメッセージやテーマがあるのならあくまで映像で語らねばならないはず。
 しかしこの映画は、素人監督の悲しさか、テーマを台詞で語ってしまっているのですよね。
 映像で語るべきものを台詞に頼ってしまっているので、説得力に欠ける。
 これが最大のウィークポイントだと思うのです。

[125] スレ違いだけど・・・大気圏を突破せよ!返信 削除
2006/9/18 (月) 01:40:55 kawamura

▼ Ivanさん
>  こちら初投稿です。
>  不満点は多々ありますが、全体的に説教くさいのが一番気になりましたね。
>  そもそも映画というのは映像なので、伝えたいメッセージやテーマがあるのならあくまで映像で語らねばならないはず。
>  しかしこの映画は、素人監督の悲しさか、テーマを台詞で語ってしまっているのですよね。
>  映像で語るべきものを台詞に頼ってしまっているので、説得力に欠ける。
>  これが最大のウィークポイントだと思うのです。


いいこというなあ・・・
最近はゲームもカンチガイがはなはだしくて、ドラマティック
なゲーム、ストーリー性のあるゲームというと、長時間ムービー
が入っていたり、延々とキャラクター同士がイベントで語り
合ったり、テキストがどっさりあったり。
それが主体のやるドラとかテキストアドベンチャーではないのに。

それはちがうんだよな。

映画なら語られずともドラマが出来なくてはならない。
ゲームはプレイそのものがいつしかストーリーになる形で
なくてはならない。
だから薄っぺらい内容を粉飾するためにディティールにばかり
こだわるのはアカンよ、やっぱり。

・・・いや、これは一般論であって、ゲド戦記についてのこと
じゃないんですが。
ゲド戦記は俺的には「君子あやうきに近寄らず」でした・・・
でもDVDは買うかもしれません。
シーンはいくつか仕事に拾えるかもしれないので。

いろいろバイアスの話については思うところがあるけど、
まあお客さんには「俺の期待を裏切ったかどうか」だけなので
仕方がないですね・・・これは受け入れるべきだと思う。

でも問題はこれから。
「これでやめたら俺たちゃなんだ?」ということだから。
重荷でも何でも、ここまで作ったものを、簡単には捨てちゃ
ならんのですよ。
息子さんはシロツグ・ラーダットを目指すべし。

「俺は独りでもやるぞ。十分立派に元気にやるんだ!イヤな
ヤツは帰れよ!」(森本レオの声で)

[134] 脱線しますが返信 削除
2006/9/18 (月) 06:14:54 Ivan

▼ kawamuraさん

> いいこというなあ・・・
> 最近はゲームもカンチガイがはなはだしくて、ドラマティック
> なゲーム、ストーリー性のあるゲームというと、長時間ムービー
> が入っていたり、延々とキャラクター同士がイベントで語り
> 合ったり、テキストがどっさりあったり。
> それが主体のやるドラとかテキストアドベンチャーではないのに。
>
> それはちがうんだよな。
>
> 映画なら語られずともドラマが出来なくてはならない。
> ゲームはプレイそのものがいつしかストーリーになる形で
> なくてはならない。
> だから薄っぺらい内容を粉飾するためにディティールにばかり
> こだわるのはアカンよ、やっぱり。


 FFファンとしては複雑な気持ちになるレスですなあ(汗)。最近のFFは「ゲームとしてのFF」と「映像、ドラマとしてのFF」が乖離していることは否定しきれない。(最新のXIIでは乖離がある程度和らいでいる印象を受けましたが)
 逆にプレイそのものがいつしかストーリーになっているゲームの代表格はゼルダ。ドラクエもいい線いってるけど。

[136] Re:脱線しますが返信 削除
2006/9/18 (月) 14:35:56 kawamura

▼ Ivanさん
>>  FFファンとしては複雑な気持ちになるレスですなあ(汗)。最近のFFは「ゲームとしてのFF」と「映像、ドラマとしてのFF」が乖離していることは否定しきれない。(最新のXIIでは乖離がある程度和らいでいる印象を受けましたが)
>  逆にプレイそのものがいつしかストーリーになっているゲームの代表格はゼルダ。ドラクエもいい線いってるけど。


まあ、俺はゲーム企画としてはディテールの専門家として
ずっと仕事をしてきているので、自己矛盾ではあります
けどね・・・でも師匠の教えがそうなんで。

しかし適度なあんばいっていうのは作品によって違うから、
自分に合ったものはいいんじゃないですかね。
たとえば個人的にFFでいうと、俺的にナンバーシリーズは
FF1とFF11のみゾッコンラヴですし。
この計算で行くと次はFF111には惚れる予定。

さて、もうゲドの話に戻します。
いろんな感想を読んでみたけど、みんな内容については
不満たらたらで、特に主人公にはまったく共感していない
けど、劇中に歌われる歌や風景などの映像については
そこそこ評価がいいようですね。
これらはセンスというより技術力とプロデュース力の部分
が大きいから、宮崎家の家臣団の力はあるわけですよ。
ネタ拾い用としてDVD買う気が一割くらい増しました。

映画は一発勝負だから、印象をどう持たせられるかである
程度勝負が決まってしまうけど、DVDは何度も繰り返し見る
から、また少し評価が変わってくるかもしれないしね。
ちょっと楽しみだなあ。

[533] 今更ながら…返信 削除
2008/1/22 (火) 22:43:13 SSKU1

ピクりと食指が動いて脊髄反射でレスをつけてしまいましたが、日付を見ると 2007/09/18 ではありませんか…。新参です。何だか申し訳ございませんm(_ _)m

映画の見方なんて多者多様で、感想や批評もそれぞれのものがあって然るべきはありますが、それを言っちゃあ、せっかくの掲示板が静まりかえってしまいますので、敢えてアレコレと意見を申してみようと思います。ごめんなさいm(_ _)m

▼ Ivanさん [124]
> そもそも映画というのは映像なので、伝えたいメッセージやテーマがあるのならあくまで映像で語らねばならないはず。

kawamura さんも同意されているように、僕もこれにはかなり同意できます。アニメや映画といった映像作品は映像で、しかも時には象徴的に、語られるべきものが示されなければいけないと僕も思います。例えば、デヴィッド・リンチ。彼は何も語りません。謎が謎を呼ぶムチャクチャな展開も決してただ単に奇をてらったものではありません。まぁ、流石に一人で全ての行間を埋めることは僕には出来ませんが…^^;

ゲドに限った話ではありませんが、映像作品における冗長な説明はお子様を意識してるのかもしれませんが、そんなものは、大人は当然、子どもすらも満足させてくれるものではありません。詩人が詩においてぼんやりとした悲しさを表現したいのに、文中で「悲しい、悲しい」とただぼやいているようなものです。媒体は何であれ、言葉ではどうにも語り尽くせない、それが表現したいものであるはずです。

▼ Ivanさん [137]
> FFファンとしては複雑な気持ちになるレスですなあ(汗)。

僕もFFファンですが、僕の中ではFFは6で終わってしまったようです><まぁ、最近はゲームすらもしませんが。あぁ、ピコピコ音とドット絵が懐かしい…。

▼ オクテットさん [478]
> ラピュタよりは出来が良かったと思います。

ラピュタは冒険活劇アニメとして、1つの金字塔を打ち立てたと思います。それに、これまで何度も何度も観てきましたが未だに飽きません。逆に、歳のせいかもしれませんが、最近のジブリ作品でそういった作品にはなかなか巡り合えないように感じます(このスレで話題になってる「時かけ」は、毎年夏になったら1回は観てみたいなと思わせる作品でした。夏の感触が懐かしい)。まぁ、主観ばかりで議論の余地もない世迷言ですが、1ラピュタファンとして少しはフォローが出来ればなと思った次第です。

[478] Re:ゲド戦記(バレあり)返信 削除
2007/8/13 (月) 02:51:33 オクテット

▼ ツトム@管理人さん
> 見た方はぜひ感想を。(^^
レンタルして今日観ました。
否定的な意見が多いのですが点数を付けるとしたら60点くらいです。
ラピュタよりは出来が良かったと思います。
まずは話の前半なんですが、なぜ世界がおかしくなってきているかの説明が全くないんです。これには面食らいました。
また中盤では登場人物が前触れもなく現れて急にストーリーを進めてる感がしました。
しかし私の気持ちの琴線に触れる部分が後半にありました。
それはお互いの真の名を教えあう事だったりとか、
ハイタカが死から目を背けるなと言うメッセージだったり。
あと最後の竜の場面には感動しました。

少々ネタバレしてゴメンなさい。

[483] Re2:ゲド戦記(バレあり)中辛返信 削除
2007/8/20 (月) 05:44:29 タンニ

ワタシもさっき見終わりました。なんか分析したくなる映画ですね〜それが狙いなのかな?常々「シュナの旅」をナレーションのみでやれば面白いと思ってはいましたが…

唐突過ぎますよアソコでいきなり歌い出して、主人公涙なんて…子守歌みたいなあの歌自体は嫌いではないけど。

たぶん息子さんはシュナの旅やりたかったんだと感じましたね〜企画会議でもまれすぎて軸がずれまくりで、仕方なく、みたいな空気を感じた。「人と竜はひとつだった」ってセリフ…怪しい。このセリフが「シュナ」の映画化の妨げになったんだなきっと。ゲドいらないし。

ようやくジブリも自他ともに認める失敗をしたから次は興行収入もガッポリの面白い作品を作って欲しいですね…

「僕はジブリだ。かつて父がそうだったように。」


INCM/CMT
Cyclamen v3.84