▽ 2015/1/28 (水) 07:34:00 ▽ Ivan |
| 前半は放送してるのを知らなくて、後半一時間のみ。
アーレントはアイヒマンを「普通の人間だった(悪の凡庸さ)」と考えたけど、それだけではなく、「収容所でユダヤ人の指導者が同胞をナチスに売っていた」ことを指摘した故に世間、特にユダヤ人から袋叩きにされた(アーレント自身、ユダヤ人)。ユダヤの友人から何度も何度も責められた。絶交もされたかもしれない。
最後の講義のシーン(欧米人のこの手の演出や演技の、何と上手いことか!)、生徒からの万雷の拍手より一人の友人の侮蔑の方が重かった。当たり前のことではあれ、辛い。
だがそれでも彼女は善悪について考えるのをやめなかった。 |
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