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[741] 借りぐらしのアリエッティ返信 削除
2010/8/12 (木) 22:27:02 Ivan

 役者は相変わらずひどい演技だったな。

 「10センチの小人が見る世界」はなかなか表現されていると思う。そういう世界にいる、と観客が感じられるほどの臨場感はなかったけど。

 翔の描写にあまりリアリティが無い。ああいう境遇の少年ってもっと屈折してるものと思うけど、良い子すぎる。

 いろいろ言いたいことはあるけど、ゆきとさんが「ゲド戦記」を「こころざしの高い駄作」と評した(ttp://jajatom.moo.jp/frame.html)意味ではこれはゲドより買える作品。ジブリはなんとしても、宮崎さんの後継者を見つけなきゃならない状況にありますからね。

[742] Re:借りぐらしのアリエッティ(バレあり)返信 削除
2010/8/16 (月) 08:26:52 D丸

▼ Ivanさん
>  役者は相変わらずひどい演技だったな。
 今回声優がほとんど役者さんだったので、期待しなかったら、なんとかみれたかなぁ〜大竹しのぶさんは浮きまくっていた印象でした。小人を食べようとしていた猫があっさり小人方につくこと、カラスは守っていたんじゃなかったんだ・・などと突っ込みどころ多々あり。借りぐらしと言っていたわりに、返してはいない・・・映画館で終了後のみんなの声は「この先が見たい!」「中途半端や!」などの辛口意見が出ていました。これといった大きな山は無く、タンタンと話が進むのでまあ、わかりやすいと言えば、わかりやすかも。賛否両論が出そうな作品であった・・・

[743] Re2:借りぐらしのアリエッティ(バレあり)返信 削除
2010/8/17 (火) 11:40:47 チャプレン


新規の米林監督による今までのジブリ作品の総決算というか美しい小短編を観れた気がしました。


どちらかというと題材的にテレビの連続シリーズでやって欲しい内容だったなぁーっと思いました。


お手伝いのハルさんは結局あなたは一体なにをやりたいの?ってツッコミたくなりますけど、アリエッティ母を捕まえて呼ぶのが新聞社ではなく害虫駆除に捕獲を依頼するところからみて単に貞子奥様に小人を捕まえた事を自慢したかったのかと(そう考えると翔を軟禁した事に疑問が残りますど)。


鑑賞してからしばらく時間がたってから考えてみるとこのお話は言ってみれば『少女がガテン系の稼ぎのある旦那さんと出会う前の病弱な美少年との淡い初恋の物語』って事になるのかな?と。


しかしそう考える為にはあまりにも翔とアリエッティには親交が無さすぎる、絆と呼べるものが無い。


だから翔君の『君は僕の心臓の一部だ』ってセリフがどこか空回りしてしまうんですよね。


物語はかなり中途で終わりますけど翔とアリエッティの最後のお別れでスピラーが翔を弓で射ようとするんですけど、その手を止める、それはスピラーが翔がアリエッティの味方である事を見抜く観察眼と翔には無い『アリエッティを守る力』をスピラーが持っている事を示してる訳で観客は安心してアリエッティをスピラーに委ねて劇場を出る事が出来る、
そして冒頭のこの出来事は翔君の『あの夏』の出来事であるモノローグを思い出せば翔君の手術も上手くいったことが推測できる。


しかしなにかこう、脚本のチグハグ感が残るんですけどね。

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