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[226] ピンポン返信 削除
2006/10/29 (日) 03:09:19 猫玄奘

この映画の原作である漫画は読んだことがありませんし、
主役の窪塚くんにはちっとも興味がありません。
だからこそ楽しめたのかもしれませんが、邦画では好きな
映画です。
http://www.geocities.jp/arayawata/pingpong
それがしには上手く説明出来ないのですが、テンポも
いいし、難しい理論も理屈もいらない、何も考えずに
観れる映画ですね。
それがし的なツボとして挫折した主人公が復活する時って
グググって来るんです。
ケイオスが、ガリィが飛ばした紙飛行機を手にして己を取り戻した
瞬間を読んだ時と同じように、うお〜!と嗚咽しそうに
なるんです。
まぁピンポンにはサイコメトリーもくず鉄街もでてきませんが、
復活の瞬間を味わうことのできる作品です。

ああ、ケイオスにしたがってザレムの塔の建築に従事したいものです。

[227] Re:ピンポン返信 削除
2006/10/29 (日) 04:53:18 kawamura

▼ 猫玄奘さん

何にしても、俺は原作を読んで欲しいと思いますね〜・・・
松本大洋というすばらしい漫画家のことを知って欲しいです。

まずはZEROという漫画を読むことをおすすめします。
ピンポンと対になるお話です。

この漫画を読むと、俺の勝手な解釈ではゆきと先生の「灰者」
もひとしお読み応えが増すと思います。
解釈の違いはあれ、同じテーマ性を持った物語だと思います。

ちなみに映画はけっこう原作漫画に忠実です。
おどろくべきはアクマの彼女「ムー子」のキャスティング。
・・・ムー子はホントに居たんだ!(ラピュタ風に)
ていうか、原作のイメージを超えてしっくりきてますムー子
の役者さん。


天才という哀しさ、狂気と狂喜のはざまで生きる者たち。
たどりつけた者、たどり着けぬ者。
孤高という牢獄でもなお、生きる意味はあるやなしや。


[228] Re2:ピンポン返信 削除
2006/10/29 (日) 05:13:41 狂博士

▼ kawamuraさん
> ▼ 猫玄奘さん
私も原作は読んでないですが
面白かったですねー
特に挫折していく坊主の子がイイナ

[229] Re3:ピンポン返信 削除
2006/10/29 (日) 07:08:37 猫玄奘

▼ 狂博士さん
> ▼ kawamuraさん
> > ▼ 猫玄奘さん
> 私も原作は読んでないですが
> 面白かったですねー
> 特に挫折していく坊主の子がイイナ



アクマですね。
街でからまれてどこに目をつけて歩いてんだよ・・@よ言われたときに
「どこに目をつけたら褒めてくれるんだよ」と怒鳴るところわかる気がしました。

[230] Re4:ピンポン返信 削除
2006/10/29 (日) 17:39:06 kawamura

▼ 猫玄奘さん
> ▼ 狂博士さん

バレかもしれない。

アクマやチャイナは「たどり着けぬ者」として描かれている
けれど、愚直で純粋で、かっこええんだよなあ・・・。
彼らにも思いがあり、生き様がある。
アクマにはアマデウスで言うアントニオ・サリエリの苦悩が
あるが、物語的にはムー子が用意されることで苦痛はやわら
げられている。

真の競技者にとっては「たどり着くこと」以外に道はなく、
たどり着けぬ者は生きる意味がないとさえ信じるものだ。
競技者にとって敗者とは絶望であり、死以外のイメージは
ない。挫折は死に直結している。
しかし、現実には「人生は続く」のだ。
競技者として死ぬことで、アクマはそれを知る。
そして「独り頂に立ち続ける苦痛と戦う」ドラゴンの苦悩を
哀れむのだなあ。
そして、そのドラゴンさえも葬るスマイル。

スマイルは自分の力を解放し、本気になるのが恐ろしかった。
誰もたどり着けない頂に自分が立てることは分かっている。
しかし、そこには誰も居ない。誰も来ることが出来ない。
努力や信念などというものでは太刀打ちできない孤高。
ひとりぼっちになってしまう。
だからずっと「眼鏡ごし」に隠れて生きていた。

ペコは、そんなスマイルの願いを知っていた。
自分が独りぼっちになったとき、いつも助けに来てくれる。
ヒーロー見参。
スマイルはいつでもペコを待っている。
自分にはそれだけの器があるのか?
自分がそのスマイルの期待にこたえられるのか?
本気になった自分はそこまでたどり着けるのか?
ペコは怖気によってさまよう。

しかし最後は友情がすべての怖気を吹き飛ばす。
ドラゴンにはないものだ。

ペコは特訓し、才能を開花させ、満身創痍になりながら、
「本当の姿」になる。
そしてスマイルの前に立ち、約束を果たす。
ヒーロー見参。
たどり着いた者である、二人だけの時間が始まる。

孤高を描ききったZEROには「狂喜の愛」以外の切り口は
なかったから、友情を描いたピンポンの方がポジティブだし、
物語は受け入れやすいね。
でも、ZEROはあしたのジョーなどのボクシング漫画に対する
アンチテーゼでもあるから、あれでいいんだけどね。


[444] Re2:ピンポン返信 削除
2007/5/24 (木) 21:02:28 猫玄奘

先日またまたレンタルして観ました。
前回までは気が付かなかったバタフライジョーがスマイルに熱を入れる理由がようやくわかりました。
筋がいいから・・・だけじゃなかったんですね。
あと、ドラゴン戦ではペコが心の中でヒーロー(スマイル)に助けを求めるかのように話しかけてるんですね。
何回観ても新しい発見がある・・・というか、何回も見なければ細部まで観れていないそれがしが馬鹿なのか・・・

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