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[120] Re5:ヘドウィグ(バレありまくり)返信 削除
2006/9/12 (火) 23:12:40 マチュ

▼ kawamuraさん
> 久しぶりにゆきとぴあに帰ってきました。
> 最近映画を観れてない映画マニアのkawamuraです。
> いやあ、ヘドウィグの話が出ているなんて、俺はうれしい
> ですよ。


初めまして〜^^なんですが、「お待ちしておりました!!」というのが、個人的感想ですw
 
> はじめは自由になりたくて、ただ雑誌や音楽で伝わる華やか
> な「西側の世界」にあこがれて、特別同性愛者でもなかった
> 彼だが性転換を決意する。


あれ?かなり俺いい加減でしたねw最初から同性愛者かと思ってましたよ。親父が隣で寝てたんでw

> ヘドウィグは怒り、苦悩し、ストーカーツアーまでするけど、
> やっと見つけ出した自分のかたわれを、憎みきることなんて
> 出来ないんだなあ。
> それは自分を傷つけるのと同じ。
> だからむしろすべてを受け容れて、彼は解脱する。
> いい話なんですよ。


そこまで咀嚼して観れたんですね。恐れ入りました。いまいちそこまで迫ってくるものがなかったんですよね、3回観てもw
>
> ちなみにヘドウィグのタイトル曲
> 「怒りの一インチ」は、こんな歌詞です。
> 六インチあった俺様のピーが、安い性転換の失敗で一インチ
> のこっちまったあああ!ざけんなこらあああ!
> (シドニィ・シェルダン小説並みの超訳)
> ああた六インチって・・・十八センチですよ・・・


毎度失笑してました。この曲は俺には受け付けません・・・w

 
> いろいろ書いたけれど、単館上映では異例のヒット作品。
> この映画はイイと思います。


これまた素晴らしい解説でした。俺のは削除したいですね〜ww
ありがとうございました!!

[121] Re6:ヘドウィグ(バレありまくり)返信 削除
2006/9/13 (水) 05:31:28 kawamura

こんばんわ、マチュさん。
ヘドウィグは「己の所在のなさ」を外側にも内側にも
抱えているキャラクターですから。
男でも女でもない「何者でもない者の怒り」をアングリー
インチズは歌い上げているわけですよ。
だから、俺は魂に響きますけどね。共感しますよ。
残った一インチって言うのは、女になりきれず、男でも
ないヘドウィグの苦悩の象徴なんですから。

でもまあ、六インチもあったらもったいないよなあ・・・
それは置いといて。

ヘドウィグが美少年を許して、最後に化粧も何もして
いない素裸の姿になって去ってゆくのは、自らの人生の
清濁すべてを受け容れたという象徴ですよ。
その時ヘドウィグは、失って捜し求めていた己の半身と
向き合い、すべてを肯定して受け容れる。
そして引き裂かれた彼は完全な人間に融合した。
だから装いも化粧もなにも必要なくなったんです。

・・・と、俺は思いますよ。哲学的な表現ですが。
ちなみに前につとむちんがイイ、と紹介していた映画
「アキュムレーターワン」も、落ちは同じテーマに
つながりますね。
こっちもそのうち書きます。

いやあ〜、映画って、本っ当にいいものですね。
(シベリア超特急風)

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