"GLO-08"
製作日:2011年9月10日 使用ソフト:Corel Painter11、PhotoShopCS2、IllustratorCS5
制作環境:MacPro 2.66GHzデュアルコアXeon ×2、メモリ8GB、ワコムIntuos4 PTK-640、MacOS X Snow Leopard(ver.10.6.8)
講談社版・銃夢LO新装版(正式名称は銃夢LO NewEdition)8巻のカバーのために描き下ろしたイラスト。
8巻目は絶火。
絶火はトレッドヘアをまともに描こうとすると非常に難儀なことになる。
それを避けるために右向きの横向き構図とした。
絶火は集英社版銃夢LO13巻で一度カラーで描いている。
架空のバンド「カラテメタル」のステージという設定のため、強烈な原色のライティングに当てられて本来の質感や色合いを表現するのが非常に難しかった。
今回ノーマル光で絶火のフィジロイ体のイメージである「象牙のような質感」を描くチャンスを得たわけだが…
手元に実物の象牙細工があるわけもないので、困った時のウェブ検索で象牙細工の画像を探してみたものの、象牙自体が規制品のためか、象牙の透明感まで撮しだしているような精度の高い画像を見つけることができなかった。
四苦八苦して描いてみたものの、今ひとつ満足行く色合いにはならない。
半透明感の表現は3DCGの世界ではサブサーフェーススキャッタリングなどと呼ばれるが、通常の光と影、固有色と環境光、反射光に加えて第四の「透過光」を色で表現しなければならない。
オブジェクトの形が光の透けやすい薄い形をしているならまだ描きやすいが、筋肉の隆起した絶火の体を安易に半透明に描くと「中身の詰まった感」が薄れてしまいかねず、難儀した。
まだまだ修行が足りないようだ…。
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