「魂の生存者」

「魂の生存者」

"Soul Surviver"
使用ソフト:Painter8、PhotoShopCS


銃夢LOコミックス6巻カバー用に描いたもの。

毎回どんな絵にするか苦悩するのだが、今回も例外ではない。
10種類ぐらいラフスケッチを描いたが、様々な理由からことごとくボツり、結局一番シンプルな構図にすることに決めた。我ながら進歩がぜんぜんない。

物語の方では宇宙に出てしばらくたつのに、一度も宇宙ものらしいカラーイラストを描いてなかったので、ぜひとも地球をバックに配してみたいと考えた。
最初はガリィの立つ地面をイェールにしようとしたが、イェールと地球の位置関係からすると、どうしても地球の位置が決まってきてしまって、作りたい絵に一致しないので、地面は架空の小惑星(?)にした。さらに変化をつけるために小惑星に無数の光るひび割れをつけてみた。

片手をついてしゃがんでいるガリィのポーズは、基本的に4巻のカバーとほとんど同じなのだが、正面を向いてカメラ目線なことと、両腕のブレードのせいでだいぶ印象が違うと思う。口元をわずかに微笑ませることでさらに好戦的な印象にした。
腕のラインや量感を出したかったので、防寒ジャケットの上着は脱いだ状態にした。
以前は線画を描く時に服のしわも描いてしまっていたが、今回は輪郭とモールド線だけにとどめ、しわなどは色付けで表現するようにしてみた。

色の設計は、今回はブルー〜パープル〜グリーンの組み合わせで行くことにはじめから決めていた。仕事場のトイレにかけてあるタオルの配色である。
暖色系は肌の赤み以外は極力使わないようにした。防寒ブーツの裾部分は本来イエローだが、あえてグリーンにした。ひび割れの光も黄色く見えるが実は黄緑色である。

ここまで計画的に進めながら、すんなりできあがったのかというとそうではない。
毎度のことだが、色を付け始めて2日間ぐらいは、本当に完成するのかどうか不安になり、自分の要領の悪さや経験のなさを呪いながらの悪戦苦闘である。
とても絵に見えない状態が長くつづき、いいかげん旅に出たくなってきたころ、突然絵らしくなってきて、最後の6時間ぐらいでいきなり完成する。いつもこの突然の幕切れにはあっけにとられる。
これが最初から最後まで絵としての体裁を保っているペン画とは大きく違う点である。

Painterでの色付けの後、PhotoShopでダマスカス模様を乗算合成、上半分に青い光をスクリーン合成して完成とした。

製作日
2004/08/21
分類
銃夢LastOrder
サイズ
48KB